これからの採用活動は、学生一人あたりのエントリー数の減少や選考の短期化により、誰もが知るような身近な企業以外のBtoBなどの企業は、特に母集団を集めること自体が難しくなっています。そこで、ビッグデータやAIなどの最新テクノロジーを使って、自社の社風にマッチした人材にターゲットを絞ってアプローチする方法があります。これによって有名でなくても最適な人材を確保できるようになり、さらに人事部の手間も大きく減少させることができます。近年の学生の就活事情と併せて、最新の採用戦略をご紹介いたします。

講師


  • 太田 和人

    太田 和人氏

    日本データビジョン株式会社 代表取締役社長


    大学卒業後、日本生命保険相互株式会社入社後、総合商社日商岩井(現双日)グループ株式会社アトラクス(現NOC日本アウトソーシング)を経て、株式会社シンカに入社、専務取締役を経て代表取締役就任。その後、イグナイトアイ株式会社を設立し、代表取締役就任。創業メンバーに経営を委譲し、日本データビジョンに参画。2017年4月に代表取締役社長に就任。採用支援20年の経験と新スキームの構築の実績を持つ。


HR Techの活用により19卒採用を成功に導く新戦略

究極の採用「1→1」を目指す

HR Techの活用により19卒採用を成功に導く新戦略
近年の就職活動(以下、就活)においてテクノロジーが大きく影響しているのが、インターネットとスマートフォン(以下、スマホ)の登場です。Yahoo! Japanによると、現在、学生の95%以上が「もっとも利用しているメディア」としてスマホを挙げています。次いでパソコンが9割前後、テレビは80%を少し超えたぐらいです。また、別のデータでは、学生はスマホを1日に平均150回起動し、177分利用しているという実態が報告されています。スマホは就活の必須アイテムとなっています。

2019年卒の新卒学生の就活は前年同様、会社説明会の開始が3月1日、そして選考や内定は6月1日からです。エントリー期間が短縮された18 年卒の応募社数は平均39 社という調べがあります。ところがこれを分析すると、39 社のうち約28社が2月中、約7社が3月の初旬には内々定を出しているそうです。つまり、39 社中35 社が解禁以前に学生と接触していることが読み取れます。制度に従っていては必要な人材の採用が困難なのです。

学生が就職を希望する企業は超一流企業か、BtoCで親しみのある会社です。優良なBtoBの企業でも、学生たちの認知度は低いため、思ったほど応募者が集まりにくいのが現状です。こうした就活事情のなか、当社が提案したいのが「1→1」の採用です。これは1人の応募者から会社に合った1人を採用することができれば、「100%の究極の採用」になるという意味です。これを実現するためにはいくつかの関門があります。
気になる続きは、下記をダウンロードの上ご覧ください!

  • 1

この記事にリアクションをお願いします!