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自己啓発のための時間の作り方

HRプロ編集部
2017/07/28

業務時間外で自分自身の職業能力を高めるためなどに行う活動を自己啓発という。自己啓発は職業人には不可欠の取り組みであるが、「忙しくて時間がない」という声も少なくない。それでは、忙しいビジネスパーソンが自己啓発のための時間を確保するには、どうしたらよいのだろうか。

「忙しくて時間がない」は本当か?

ビジネスパーソンのビジネススキルやパフォーマンスの度合いは、日常業務から離れたところでいかに自分自身を磨き上げられるかに大きく影響されるものである。その自分自身を磨き上げるための手法の一つが、「本を読む」「資格取得の勉強をする」などに代表される自己啓発活動だ。

ところが、自己啓発に取り組もうと考えても、三日坊主で終わってしまう人が非常に多い。長続きしない理由はさまざまだが、大きな理由の一つが「忙しくて時間がないから」というものである。日々の業務や日常生活に追われ、勉強をしたり、本を読んだりしたいと思っても、そのための「時間が確保できない」というのである。

「忙しくて時間がないから」というのは、一見、もっともらしい理由だ。しかしながら、そう言う人たちは、自由に使える時間が全く確保できないほど時間に追われて、日々の生活を営んでいるのだろうか。

皆さんが自分の一日の行動を振り返ったとき、通勤時間や出社前・帰宅後の時間にたとえば次のようなことをしてはいないだろうか。

1.テレビを見る。
2.パソコンでインターネット上のいろいろなサイトを見て回る。
3.スマートホンでメールやゲームをする。
4.マンガやスポーツ新聞を読む。
5.飲酒をする。

上記1〜5のような行為に使われる時間は、生活に不可欠な時間ではない。また、厳しいようだが自分自身を高めるために費やされる“建設的な時間”とも言い難い。もちろん、「ストレス発散」「気分転換」「余暇の楽しみ」などの目的で1〜5のような行為に“適度な”時間が費やされるのであれば良いのだが、毎日、長時間にわたり1〜5のような行為に時間を使っているとすれば、時間を“無目的に”“だらだらと”浪費していると言われても仕方がない。

このように“無目的に”“だらだらと”浪費している時間の使い方をほんの少しだけ見直すことで、自己啓発のための時間は比較的簡単に捻出できるものである。反対に、上記1〜5のような行為に費やしている時間を見直すことなく、「ほかに空いている時間はないか」と考えると、「時間がない」という結論に至ってしまうことになる。

時間は「あるもの」ではなく「作るもの」

時間を「ある/ない」という視点で論じる人は多い。先ほどの「忙しくて時間がないから自己啓発ができない」というケースもそうだ。しかしながら、時間は「ある/ない」で考えるべき事象ではない。時間というものは「作る/作らない」という視点で論じるべきものである。

「時間がない」という場合には本当に時間が“ない”のではなく、時間を“作る”努力をしていないから生み出せていないだけのことである。つまり、「時間がない」という発言は「時間を作る努力、工夫をしていない」ことの裏返しといえる。

もし、「自己啓発を始めたいが時間がない」と思った場合には、「“無目的に”“だらだらと”浪費している時間はないか」振り返ってみたいものだ。日々の自身の生活をよく思い起こし、そのような時間の一部でも自己啓発に充てれば、「時間がない」ことはないであろう。

「時間を作る」ということは「今までの時間の使い方を変える」ことであり、慣れ親しんだ行動・習慣を変えることを意味している。慣れ親しんだ行動・習慣を変えるのは、決して容易なことではない。「余暇時間を“無目的に”“だらだらと”過ごす習慣」が体に染み付いている場合にはなおさらである。「時間を作ること」は「習慣を変えること」である。ビジネスマンたるもの、業務時間以外でも自律した大人の「時間管理」の習慣を身に付けたいものである。


コンサルティングハウス プライオ
代表 大須賀信敬
(中小企業診断士・特定社会保険労務士)

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