年収1,000万プレイヤーは平均年収層より五月病に耐性あり、ストレス解消にスポーツを選ぶ率も高い

ハイクラス向けの転職サービス「iX(アイエックス)」を運営するパーソルキャリアは、2019年5月、一都三県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)に住む会社勤めのビジネスパーソン計800名(30〜50代で年収1,000〜1,100万円未満:400名/20〜40代で年収400〜500万円未満:400名)を対象に実施した「五月病事情に関する調査」の結果を発表した。ハイクラスの目安と言われる「1,000万円プレイヤー」がどのような意識で働いているのか、「平均年収層」と比較して考察している。なお、調査は2019年2月に行った。

■自分が五月病だと感じたことはああるか?

平均年収層では3人に1人以上の33.5%が「五月病だと感じたことがある」と回答したのに対し、1,000万円プレイヤーでは、4人に1人以下の24.3%となった。1,000万円プレイヤーのほうが、五月病を実感する割合が低いようだ。

■五月病の原因は?

五月病を感じた原因について尋ねたところ、3位まではどちらの層も変わらず「仕事の人間関係」が最も多かった。

上位にこそ挙がらなかったものの、両層で大きな違いが見られたのは、五月病の原因を「給与・報酬」とした回答だった。1,000万円プレイヤーでは8.9%なのに対し、平均年収層では17.3%と、8.4ポイントの差が付いている。

■仕事のモチベーションが下がった時に立て直す方法は?

モチベーションの立て直し方は、1,000万円プレイヤーも平均年収層も「休養」および「睡眠」が1位・2位となった。

両層で差が開いた項目をピックアップすると、「スポーツ・運動」(1,000万円プレイヤー:29.8%/平均収入層:20.1%)、「食事」(1,000万円プレイヤー:25.1%/平均収入層:36.1%)、「買い物」(1,000万円プレイヤー:11.3%/平均収入層:21.3%)の3つが挙がる。このことから、1,000万円プレイヤーは体を動かすことでストレスを解消し、平均年収層は食事や買い物でストレスを解消することがうかがえる。

■仕事へのモチベーションの源泉は何だと思うか?

この設問も、3位までの項目は両層とも変わらない。「給与・報酬」(1,000万円プレイヤー56.4%/平均収入層:66%)という回答が最多だったが、1,000万円プレイヤーが56.4%だったのに対し、平均年収層は66%と7割に迫る勢いだ。

また、2位の「生活・家族」では1,000万円プレイヤーが45.7%、平均年収層が30.5%と、約15ポイントの差が付いた。さらには3位の「やりがい」においても、1,000万円プレイヤー(31.5%)が平均年収層(21.1%)を10ポイント上回っている。この結果から、1,000万円プレイヤーは、お金よりもプライベートややりがいを大切にしていると言えそうだ。

※分析においてはウエイトバック集計を行い、総務省「就業構造基本調査」2017年全国を性年代別、雇用形態別割合にあわせて補正したうえで分析することで、妥当性を担保している

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HRプロ編集部

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