ProFuture株式会社は2025年6月24日、後援する「第14回 日本HRチャレンジ大賞」の授賞企業が決定したことを発表した。同賞は、人材領域における優れた新しい取り組みを積極的に行っている企業を表彰し、日本社会の活性化を促進することを目的としている。今回は112事例の応募があり、厳正な審査の結果、14事例が選出された。
「第14回 日本HRチャレンジ大賞」の授賞企業が決定―東京エレクトロンが大賞に

応募総数112事例のうち14事例を選出

「日本HRチャレンジ大賞」2012年にスタートしており、今回で14回目となる。主催は日本HRチャレンジ大賞実行委員会で、後援として厚生労働省、中小企業基盤整備機構(中小機構)、ビジネスパブリッシング、HR総研(ProFuture)が携わっている。自社の社員に向けた取り組みを対象とした人事部門、顧客企業に向けて提供するサービスを対象とした人材サービス部門の2つから構成される賞だ。

今回は、下記の5名が審査委員を務めた。

【審査委員(5名)】
●学習院大学 名誉教授 今野 浩一郎 氏(委員長)
●学校法人三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当) 伊藤 健二 氏
●青山学院大学経営学部 特任教授 中川 有紀子 氏
●東洋経済新報社 編集局編集委員 田宮 寛之 氏
●ProFuture株式会社 代表取締役社長/HR総研 所長 寺澤 康介

今年の応募総数は112事例で、厳正な審査の結果、その中から14事例が選ばれた。

「第14回 日本HRチャレンジ大賞」受賞企業

【大賞(1組)】

●東京エレクトロン株式会社/東京エレクトロンFE株式会社
<取り組み名>
Seeker:AIを駆使しチャレンジ意欲を喚起。スキル獲得促進でビジネスに貢献!

<授賞理由>
各組織の職務内容や活躍に必要なスキル、多様なキャリアパスのパターンなどの体系的なキャリア情報の整理とAI活用により、社員が将来実現したい姿からバックキャストしてキャリアパスを描くことを可能にした革新的な取り組み。自社のキャリア情報と学習コンテンツ情報をAIに読み込ませることで、各社員の「実現したい姿」に応じて、必要なスキルとそのスキルを獲得するための学習コンテンツを回答。システムを活用している社員は、組織サーベイの「学習機会」「キャリア機会」に関するスコアが大幅に改善するなど、エンゲージメント向上にも寄与する総合的に優れた取り組みであると高く評価されました。


【イノベーション賞(1組)】

●住友生命保険相互会社
<サービス名>
『Whodo整場(フウドセイバー)』~不妊治療と仕事の両立のための職場風土づくり~

<授賞理由>
『Whodo整場(フウドセイバー)』は、不妊治療と仕事の両立を支援するために、企業の職場風土づくりを3〜5年かけて伴走支援するサービス。匿名アンケート調査や専門家への相談窓口など様々なアプローチで、治療に取り組みやすい環境を醸成。個人の問題とされがちだった不妊治療と仕事の両立支援を企業全体で取り組む課題として位置づけ、少子化が進む日本社会において人材の確保と多様な働き方への理解促進に寄与する優れたサービスであると高く評価されました。


【人材マネジメント部門優秀賞(1組)】

●キヤノン株式会社
<取り組み名>
キヤノンアクティブマネジメントプログラム(CAMP)


【人材育成部門優秀賞(1組)】

●株式会社OSBS
<取り組み名>
障がい者雇用のNEXTステージ~育成×評価×支援×デジタルで変える活躍のカタチ~


【採用部門優秀賞(1組)】

●株式会社リクルートスタッフィングクラフツ
<取り組み名>
全国の特別支援学校向けに「オンライン仕事体験会」を開催しキャリア支援&採用力強化


【人材サービス優秀賞(人材マネジメント部門)】(1組)

●株式会社カミナシ
<サービス名>
現場DXプラットフォーム 『カミナシ』で実現する外国人従業員の活躍促進


【人材サービス優秀賞(人材育成部門)(1組)】

●株式会社イマクリエ
<サービス名>
地方で稼ぐ力を育てる!テレワーカー育成 x 『Skill-UP LAB』


【人材サービス優秀賞(採用部門)(1組)】

●株式会社サポーターズ
<サービス名>
全学年のITエンジニア学生が集うコミュニティ型採用サービス『技育プロジェクト』


【地方活性賞(2組)】

●小柳建設株式会社
<取り組み名>
建設業のイメージ変革「3K」から「4K(給与・休暇・希望・かっこいい)」へ。働きやすい会社を実現する取り組み

●株式会社Nazuna
<取り組み名>
人事制度の透明化と給与テーブルの公開


【奨励賞(4組)】

●株式会社荏原製作所
<取り組み名>
組織改善サーベイを活用した女性マネージャの強みを引き出す人的資本マネジメント

●パーソルキャリア株式会社
<取り組み名>
24年度上期実施 管理職必須受講ヘルスリテラシー研修の企画・遂行

●株式会社スピークバディ
<サービス名>
グローバル人材育成を支援する日本発の実践的なAI英会話アプリ『スピークバディ』

●株式会社Bizual
<サービス名>
『ジョブトライアル』


今回の「日本HRチャレンジ大賞」は、人材領域における企業の先進的な挑戦を浮き彫りにし、持続可能な組織づくりに向けた、多様で革新的なHR施策の重要性を社会に示している。「人」を最大の資産とする現代において、従業員一人ひとりのキャリア形成支援や、働きがいを高める環境づくりは、企業の競争力を左右する。受賞企業の事例は、AI活用からワークライフバランス支援まで多岐にわたり、これからの時代に求められる人事戦略のヒントに満ちている。自社の課題に合わせ、これらの先進的な取り組みから学び、新たなHR施策を果敢に実行していくことが、企業成長の鍵を握るだろう。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000041222.html

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