第13回日本HRチャレンジ大賞授賞企業決定~PayPay、日本たばこ産業、SIGNATEなど15組~

「日本HRチャレンジ大賞」(後援:厚生労働省、中小企業基盤整備機構(中小機構)、ビジネスパブリッシング、HR総研(ProFuture))は、“人材領域の果敢なチャレンジが日本社会を元気にする”をキャッチフレーズに、人材領域で優れた新しい取り組みを積極的に行っている企業を表彰するものです。経営層や人事部門等が人材領域で積極的にチャレンジする企業を表彰することで、日本社会の活性化促進を目的としています。

2012年にスタートし、今回で13回目。自社の社員に向けた取り組みを対象とした人事部門、顧客企業に向けて提供するサービスを対象とした人材サービス部門の2つから構成されています。

今年の応募総数は91事例で、厳正な審査の結果、その中から15事例が選ばれました。

【審査委員(5名)】

学習院大学 名誉教授
今野 浩一郎 氏(委員長)
学校法人三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)
伊藤 健二 氏
青山学院大学経営学部 特任教授
中川 有紀子 氏
東洋経済新報社 編集局編集委員
田宮 寛之 氏
ProFuture株式会社 代表取締役社長/HR総研 所長
寺澤 康介

【授賞式概要】

開催名/「第13回 日本HRチャレンジ大賞」授賞式
開催日/2024年9月18日(水)
会場/如水会館(東京都千代田区一ッ橋2-1-1)
   ※授賞式は、授賞企業関係者のみのご招待制となります。
主催/日本HRチャレンジ大賞実行委員会
後援/厚生労働省、中小企業基盤整備機構(中小機構)、ビジネスパブリッシング、HR総研(ProFuture)

日本HRチャレンジ大賞

PayPay株式会社

世界No.1のD&I企業へのチャレンジ

国籍問わず多様な人材を取り入れるために、採用から入社後の働き方までを含めて支援する戦略を展開し、開発組織の外国籍割合は約8割、出身国は2024年1月時点で52か国のダイバーシティ組織に。ワークスタイルの柔軟化、クロスカルチャー人材育成、多言語コミュニケーションなどにより、社員のエンゲージメントを向上させ、組織全体としてのフルパフォーマンスの発揮に貢献する、総合的に優れた取り組みであると高く評価されました。

イノベーション賞

日本たばこ産業株式会社

それぞれの社員の”自分らしさ”と”選択”を応援する~多様な価値観を尊重した、社員の活躍推進に向けた制度の拡充~

同性パートナーや事実婚を法律上の配偶者と同等に扱うパートナーシップ認定制度の新設や、性別問わず通算20週以内の育児休職について、有給休暇相当となる一時金を付与するなど、育児休職制度の拡充を実施。さらに、コンセプト動画を通じた社員コミュニケーションを行い、制度を利用しやすい風土を醸成した結果、PRIDE指標において8年連続で最上位の「ゴールド」を受賞。 多様性が尊重され、様々なバックグラウンドを持つ社員にとって働きやすい組織風土を醸成する、優れた取り組みであると高く評価されました。

株式会社SIGNATE

ChatGPT業務影響度診断

各社員のどの業務においてChatGPTなどの生成AIが活用でき、それによってどれぐらいの業務量を削減できるのか、を可視化、定量化するサービス。会社全体を俯瞰して、効率化の可能性がある業務を洗い出し、金額や時間ベースで効果が試算できるため、生成AI活用に向けた全社指針としてだけでなく、生成AI導入後を見据えた人事戦略の策定など、具体的な施策に展開可能な優れたサービスであると高く評価されました。

人材マネジメント部門優秀賞

パーソルホールディングス株式会社

国内社員2.5万人を対象に募集部署が直接社員をスカウトする 「キャリアスカウト制度」

国内約2.5万人の社員を対象に、自社内にとどまらず、グループ内の他部署から直接スカウトを受けて異動することができる『キャリアスカウト制度』を導入。社員が自身のスキルや経歴、今後のキャリア展望などのプロフィールを登録し、他部署からスカウトを受け取る仕組み。自律的キャリア形成の後押しや、マッチング率向上、情報の非対称性解消など、採用プロセスの変革と人材活用、キャリア形成手段の革新をもたらす優れた取り組みであると高く評価されました。

人材育成部門優秀賞

NECビジネスインテリジェンス株式会社

NECグループ全体の業務改革、先端技術活用に向けたスタッフシェアードサービス全社員2800名DX人材化の取り組み

全社員DX人材化をトップダウンとボトムアップの両面で実施。経営幹部を含め全社員がデータリテラシー研修を受講するなどDX推進文化を醸成。生成AI活用の人材育成プログラム「虎の穴」において、 AI活用経験のなかった現場社員をデジタル人材としてリスキリング、合計26,000時間の工数削減施策を創出。いち早くAI活用のノウハウを蓄積し、AI事業を通じて、広く社会に還元していくことができる優れた取り組みであると高く評価されました。

採用部門優秀賞

南海電気鉄道株式会社

社外からアイデアを募り、当社での事業化ならびに人財確保を目指す事業創出支援プログラム「beyond the Border」の実施

新規事業のアイデアを外部から募り、事業化が決まった際には自社の社員となり事業推進に専念できるプログラム「beyond the Border」。自走力やチャレンジ精神を持つ人財を集め、一年にわたりその人物像を見極めたのち、最終的に事業と人財の両方の確保を狙えるプログラムとなっており、新卒採用や中途採用とは異なる新たな採用手段にもなる優れた取り組みであると高く評価されました。

人材サービス優秀賞(人材マネジメント部門)

オープンワーク株式会社

従業員クチコミレポート

日本最大級の社員クチコミサイト『OpenWork』に書き込まれた約330万件の匿名のクチコミの中から対象企業のクチコミをAIで分析し、匿名情報を元とした企業の働き方に関する指標をスコア化したレポートを提供。自社の組織評価を東証プライム・スタンダード上場企業の平均や競合と比較し、従業員の働き方に対する評価推移を把握可能。組織課題の発見・理解、人的資本経営上の強みとして採用やIRのブランディングにも活用されており、優れたサービスであると高く評価されました。

人材サービス優秀賞(人材育成部門)

今回の授賞企業はございませんでした。

人材サービス優秀賞(採用部門)

パーソルキャリア株式会社

ブラックボックス化した中途採用を「ものさし」になり照らす。データが採用を成功に導く、法人向け中途採用支援サービス 『HR forecaster』

『HR forecaster』は、転職市場のマーケットデータへのアクセスを容易にすることで、企業の中途採用を支援するサービス。これまで断片的なデータしか取得することができずブラックボックスとなっていた転職市場において、『doda』が蓄積した200万件以上の転職データやナレッジを、誰でも扱えるように最適化することで、企業が抱える中途採用の課題解決・成功を支援する優れたサービスであると高く評価されました。

地方活性賞

カラビナテクノロジー株式会社

ティールおよびホラクラシーでの組織マネジメント

個の「自律」と「多様性」の共存によって、マネジメント不要のティール組織、ホラクラシーの運営を実践。一般的には経営や管理本部の役割になる経営方針や報酬制度の決定など、組織づくりに関する仕事をサークル・ロール活動で社員自身が行う。自律自走しなければならない環境に置かれるので、結果的に社員のエンゲージメントが高まり、個人のやりがい、働き方の自由、キャリア支援につながる経験が積める、優れた取り組みであると高く評価されました。

奨励賞

株式会社荏原製作所

チェンジマネジメントを活用した「競争し、挑戦する企業風土」への変革

プロジェクトを立ち上げる前にチェンジマネジメント連携体制と戦略構築に着手、ADKAR分析で変革の段階を定量的に可視化し、変革段階に応じた施策を実行。進捗状況を定量的データで可視化しながら変革の影響を受ける個々の社員の意識変革を体系的にサポートし推進。日本本社から海外事業所に対しても緊密な人的側面支援を行い、グローバル全体でDXに取り組むケースはまだ国内では少ない。企業風土の変革は「人の変革」であることに着目し、「業務プロセス・組織構造・個人の意識」の3本柱の変革に挑戦。積極的にチャレンジする文化を醸成する優れた取り組みであると高く評価されました。

株式会社SHIFT

独自のキャリアアップ制度「トップガン」を活用した、定量的評価でエンジニアのキャリアを飛躍させる全社一体型施策

現場で真に求められる能力や資質を測定する独自検定を開発。生成AIなどの最新技術を取り入れた学習プログラムと、能力を可視化する検定、成果をフェアに評価する制度運用により、高水準の年間平均昇給率を実現。社員が自律的に学び、成長できるエンジニアの能力開発とキャリア形成の新たなスタンダードを示すものであり、ITエンジニア不足の解消や待遇改善・給与向上に貢献する優れた取り組みであると高く評価されました。

ユナイトアンドグロウ株式会社

当社独自の3次元マトリクス方式の組織運営に必要不可欠で、コアバリューである「つながりと成長」を育むための会社公式の"ナナメ"組織、フォーラム

個人の成長をテーマにしたネットワーク型組織「フォーラム」は、部門横断でランダムに構成された8名前後のクローズドコミュニティ。業務上接点の少ないメンバーと、フラットな関係性で各人の価値観・経験・個別の文化を尊重しながら平等に発言することで自己への気づきを促し、視野を広げ、キャリア形成していくために自ら考える機会を提供。通常業務の中では得ることが難しい個人の成長を支援するための優れた取り組みであると高く評価されました。

株式会社An-Nahal

ダイバーシティ経営を加速する外国人留学生と日本人ビジネスパーソンの異文化メンタリングMILE

D&I推進における課題である、現場管理職の巻き込みや重要性に対する腹落ち不足に対して、留学生との対話を通じた異文化体験やマイノリティ体験を通じて「D&Iが自分ごとになる機会」を提供するプログラム。外国人留学生と日本人のビジネスパーソンが双方のメンターとなる相互メンタリングにより、管理職の多様な人材マネジメント力向上と留学生のキャリア開発・定着支援を両立する優れたサービスであると高く評価されました。

株式会社カオナビ

人的資本に関する開示情報のDB化およびサービス提供

『人的資本データnavi』は、上場企業が開示している人的資本に関連する開示情報を収集・一覧化したデータベース。多様性に関する3指標などの平均値を算出するほか、従業員数別・業種別・エリア別などをかけ合わせた絞り込みや指定項目の並び替えができるため、同業種など自社に近い条件の企業の傾向を確認することが可能。比較検討やKPI設定といった人事担当者の実務をサポートする優れたサービスであると高く評価されました。

Thinkings株式会社

sonar AI(ソナーエーアイ)

『sonar AI』は、今まで属人化されていた自社採用基準を可視化できるサービス。蓄積された自社の過去の採用データを元に、AIが10段階のスコアで選考結果を予測。これまで採用担当者が手作業で行っていた選考の精度向上と業務効率化を実現。採用のミスマッチを減らし、真のマッチングの実現を支援する優れたサービスであると高く評価されました。

募集要項

名称 第13回 日本HRチャレンジ大賞
主催 「日本HRチャレンジ大賞」実行委員会
後援 後援

厚生労働省、中小企業基盤整備機構(中小機構)、ビジネスパブリッシング、HR総研(ProFuture)

発表 「第13回 日本HRチャレンジ大賞」の各賞の授賞者には、5月20日までに授賞の旨を直接連絡。

※応募書類等の記載内容に事実と異なることや他の権利等の侵害があると判明した場合など、発表後であっても授賞を取り消すことがあります。

公表 『週刊東洋経済』、『月刊人事マネジメント』、『HRプロ』ほか
審査委員
学習院大学 名誉教授
今野 浩一郎 氏(委員長)
学校法人三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)
伊藤 健二 氏
青山学院大学経営学部 特任教授
中川 有紀子 氏
東洋経済新報社 編集局編集委員
田宮 寛之 氏
ProFuture株式会社 代表取締役社長/HR総研 所長
寺澤 康介
応募対象 日本国内で企業活動を行っている企業(外資系含む)、団体
応募条件 採用、人材育成、キャリア開発、人事制度、労務管理、人材マネジメントなど人材領域に おいて、原則として過去3年以内に開始されている新しい取り組みであること。 (ただちに目覚ましい実績・成果が出ていなくても、チャレンジの度合いをより重視します。)
審査方法 提出された応募書類をもとに審査評価基準に沿って総合的に審査
審査評価基準
  • 革新性(企業に変革をもたらす革新的な取り組みか)
  • 従業員利益(キャリア形成、満足度向上に資するものか)※1
  • 経営貢献(経営力アップに貢献するものか)※2
  • 戦略性(戦略的な取り組みであるか)
  • 社会的影響性(社会的インパクトをもたらすものか)

応募するカテゴリーにより、以下の通り一部観点が異なりますのでご注意ください。

※1従業員利益
「人事」で応募する場合:自社の従業員利益をいう。
「人材サービス」で応募する場合:人材サービスの提供先企業の従業員利益をいう。
※2経営貢献
「人事」で応募する場合:自社の経営貢献をいう。
「人材サービス」で応募する場合:人材サービスの提供先企業の経営貢献をいう。
賞の種類
  • 大賞
  • イノベーション賞
  • 優秀賞(人材マネジメント部門、人材育成部門、採用部門)
  • 人材サービス優秀賞(人材マネジメント部門、人材育成部門、採用部門)
  • 奨励賞
  • 地方活性賞

「地方活性賞」は、地方数活性化に繋がりうる企業や団体の人事領域のり取組みや人事サービスを表彰します。全国の中小企業や団体の皆様からの多数のご応募をお待ちしております!!

授賞特典 授賞式にて、表彰状および盾を贈呈いたします。
また、授賞ロゴマークをデータで提供いたします。
WEB、印刷物等に掲載することで、採用広報や製品アピールにご活用いただけます。
授賞式 2024年9月18日(水)
応募方法

【1】まずは事前にエントリーフォームにアクセスし、必要項目を記載の上、エントリーください。
※エントリー完了後に、ご登録いただいたメールアドレスへ正式な応募フォームをご案内します。

【2】応募フォームにアクセスし、必要項目を記載の上、ご応募ください。
※詳しくは、下記「応募フロー」をご確認ください。

補足資料の添付は可能ですが、以下の条件をすべて満たしていることをご確認の上、応募フォーム上の指定場所に添付してください。

<添付ファイル条件>
 ・2ファイルまでとする
(2ファイルの場合はzipファイル等で1ファイルにまとめてください。)
 ・合計10ページまでとする。
 ・データ容量は合計5MBまでとする。
応募締切 2024年3月15日(金)13時
応募先・お問い合わせ先 ProFuture株式会社内 「日本HRチャレンジ大賞」事務局
E-mail:challenge@hrpro.co.jp

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