
就業時間内で“健康創り”の企画を立案し、チャレンジする時間を設定
近年、健康経営やウェルビーイング経営を推進し、従業員への健康投資に乗り出す企業は増加傾向にある。iCAREは、健康投資へのあり方について、従来の“健康創り”の概念である「健康診断の充実」や「メンタルヘルス対策」といった心身の健康にとどまらず、チームとしての生産性や事業成長を見据えた「職場環境」や「制度」の整備も“健康創り”に含まれてくると考えているという。それらを踏まえ、同社では、企業が社員一律で実施する“健康創り”ではなく、社員それぞれが持続的な事業成長を目指し、成果を高めるために取り組む「ファイブリングス・チャレンジ」を新たな人事制度として開始した。
「ファイブリングス・チャレンジ」は、チームと事業が持続的に成長するために、社員それぞれが就業時間中の週2時間を使い、“働くひとの健康創り”のための企画を立案し、チャレンジするものだ。健康と事業成長をリンクさせるフレームワークである「Carelyファイブリングス」に規定された5つのリングから、部署やチームごとに課題となっているものや実現したいものを選択したり、毎週のチームミーティングで成果に対するウィンセッションを実施したりすることを方針・ルールとしている。なお、「人事制度として実施するが、“健康創り”の内容によって社員が不公平な扱いを受けることはない」としている。

※ 健康経営®は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。