多摩大学大学院の品川塾特別講義「イノベーターのためのセルフマネジメント」が開講。第1回のテーマは「本来性」

イノベーターのためのセルフマネジメント(多摩大学大学院 品川塾特別講義)

多摩大学大学院は2月7日に、品川塾特別講義「イノベーターのためのセルフマネジメント」(協力:ProFuture株式会社、株式会社富士通ラーニングメディアなど)を開催した。同講義は「イノベーターシップを発揮する土台としての『心』と『体』を整える方法」をテーマに全4回に渡って行われる。第1回目となる今回は、いのちが喜ぶ経営の普及を目指すコンサルタントの小森谷浩志氏が講師を務め、「本来性(オーセンテシィ)を取り戻す内省と瞑想」と題した講義を実施した。
冒頭、本講義のモデレーターを務める多摩大学大学院客員教授の片岡裕司氏が登壇。「複雑で先の見えない現代。リーダーにはマネジメントやリーダーシップを超える力である『イノベーターシップ』が求められています。近年は経営の手法などが注目されがちですが、その遂行にはリーダー自身の『心』と『体』の充実が必要不可欠。このことに気づいた、GoogleやAppleなどグローバル企業は積極的に瞑想のような『心』と『体』を調整する手法を取り入れています。今日は講義を通じ、『心』と『体』の整え方を学んでいただきたいと思います」と挨拶した。

講師の小森谷氏によれば、本来性を取り戻すことの重要性は、マーケティングの観点からも指摘されているという。講義の中で小森谷氏は「フィリップ・コトラーの『マーケティング4.0』をどこで聞いたことがあるのではないでしょうか。1.0は品質や機能で顧客を引き付け、2.0では他社との差別化が重視されるようになりました。3.0になると様相を大きく変え、顧客を精神と肉体を持つ全人的存在と捉えるようになります。続く現在の4.0になると全人的存在である顧客が、商品やサービスを通じて自分らしくいられること、つまり自己実現を成し遂げられることが求められているのです」と解説した。

マーティング4.0のような世界観を求められるようになった今、「イノベーションは『より良い世界を作ること』と位置づけられる。小森谷氏は「より良い世界を作るためには、自己の存在を深く理解して内側から沸き起こる使命感に気づき、情熱を持って物事に取り組むことが欠かせません。自分自身が成し遂げようとしていることに納得し、困難に立ち向かう原動力となるのが、本来性なのです」と強調。本来性を取り戻す具体的な手法として瞑想などが紹介された。次のブロックからは小森谷氏の講義の内容をダイジェストで紹介する。

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著者プロフィール

株式会社ジェイフィール コンサルタント/株式会社ENSOU代表取締役 小森谷 浩志

1988年ニッカウヰスキー株式会社入社。その後、アサヒビール株式会社のコンサルティング会社の設立に参画、コンサルタント育成体制を構築。現在は「いのちが喜ぶ経営」をテーマに活動を広げている。自覚の方法論として東洋の智慧、特に禅の基本テキスト「十牛図」に着目。内省と対話を鍵に、マネジメント・コミュニティを中核とした組織開発、個の可能性の開花にアプローチするワークショップを展開。2010年から始めたファシリテーター養成講座は修了生が350名を越え、学習するコミュニティ活動を継続中。カナダのモントリオールで行われたグローバルカンファレンスREFLECTIONS 2017では、世界20カ国の参加者に「禅とマネジメント」を発信、話題を呼んだ。著書に『幸福学×経営学 次世代日本型経営が世界を変える』内外出版社(共著)、『週イチ·30分でよみがえる職場の習慣』日本経済新聞出版社(共著)など。
株式会社ENSOU

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