企業に対する法令遵守の目は年々厳しくなっているが、コンプライアンスは全てのビジネスの大前提であり、企業のあり方を築くための根幹となるものである。会社が長期に渡って存続するために、世の中のルール、社会のルールを守り社会から信頼を得ることは必須である。社内での人権の尊重、差別、ハラスメント等の禁止や反社会的勢力への利益供与の禁止等はもちろんのこと、社内へ入社する前段階である「採用」に関しても法令遵守を徹底することは強く求められている。そこで今回は採用コンプライアンスを遵守するための関係者への教育のポイントについてお伝えしたい。
社労士が教える「採用コンプライアンス」周知と教育のポイント

【1】採用コンプライアンス研修のポイント

採用コンプライアンス研修を実施するのにあたり、対象となるのは面接の担当者やリクルーターなど応募者と直に接する機会のある者である。人事部に所属し、採用コンプライアンスを熟知する者だけでなく、様々な職種、立場の人が採用には携わることとなる。

採用コンプライアンスは「知らない」ことが一番のリスクである。まずは厚生労働省が提示している「公正な採用選考の基本」(※1)より「採用選考時に配慮すべき事項」に書かれている、採用面接で把握しないほうがよい事項をお伝えしたい。

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