「人材のパフォーマンス予測・最大化」で企業価値を向上、セラクと東京大学が共同研究を開始

株式会社セラクは、東京大学 大学院経済学研究科 川口大司教授研究室と「人材のパフォーマンスを予測・最大化」に関する共同研究を開始することを発表した。
同社では、2,000人を超えるエンジニアに対して、良質な教育環境と有効なパフォーマンスが発揮できる労働環境を提供することが、事業拡大において大きな鍵となるだろうと捉えていた。そこで、人事データを用いた企業内人事管理に関する研究を行っている川口教授とともに、人材のパフォーマンスを予測し最大化する研究を共同で行うことで、企業価値の向上を目指している。
同研究では、川口教授が持つ労働経済学並びに教育経済学の実証研究においての知見をもとに、入社時や研修期間中のテストスコア、学習速度、資格や技能から数年後のパフォーマンスを予測し、それらがどのような相関関係にあるのかを分析する。その結果を人材採用や教育、人事判断に活用することで、仕事満足度や労働生産性の向上、社員の定着化を目指すそうだ。また、分析結果を働き手側にもフィードバックすることで、今後のキャリア形成に役立てることもできると考えている。

このような研究が進められる背景には、少子高齢化による働き手世代の減少、働き方改革施策の促進、先端テクノロジーの導入など、日本企業を取り巻く労働環境の変化が大きく影響しているだろう。変化の多い時代に、多様性に対応しつつ、企業を常に成長させていくためには、人材の有効活用が課題となっていると考えられる。

セラクはこの研究から得られた知見をもとに、人材活用スキームを構築するなど、社会が抱える働き方の問題を解決するサービスも展開していく予定だとしている。優秀な人材の確保が難しくなっている現代社会において、人材をいかに活用するのかは喫緊の課題となっているが、同研究が進められ人材のパフォーマンスを最大化させることができれば、国内市場全体の成長も期待できるだろう。

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HRプロ編集部

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