クラウドワークス社員の副業成功事例で分かった、働く側の視点で考える副業のメリットとは?

HRプロ編集部スペシャルインタビュー

「副業」「兼業」を推進する動きが活発化する中、実際に副業に取り組む人や関心を持っている人も年々増えてきている。従来はお小遣い稼ぎのイメージが強かった副業だが、昨今では自分自身の成長やキャリア形成を目的にするなど、働き手の意識も大きく変わってきた。そこで今回は働く側の視点から副業のメリットを探るべく、株式会社クラウドワークスで地方創生プロジェクトを手掛けながら、自分の夢のために副業にも力を注ぐ、田中健士郎氏を取材。働く個人にとっての副業の魅力や、長く続けるための秘訣などを伺った。

ゲスト

  • 田中

    田中 健士郎 氏

    株式会社クラウドワークス 経営企画/地方創生リーダー
    働き方エバンジェリスト

    上智大学卒業後、大手製造業会社で電子デバイスの海外営業を担当。2015年株式会社クラウドワークスに参画、経営企画/地方創生マネージャーとして、これまでに30以上の自治体と連携し、クラウドソーシングの普及を促進。1000人以上のワーカー育成に携わる。本業の傍ら副業としてreborn株式会社で、企業の組織開発支援にも携わっている。

副業はお金という目的だけでは続かない

――昨今多くの企業が「副業」を解禁し始め、同時に「副業」を始める方も増えてきていますが、田中様はこうした現状をどのように捉えていらっしゃいますか? 

副業解禁元年となった2018年以降、副業を容認する企業、受け入れる企業、そして実際に副業をやっている方、あるいはやりたいと思っている方は、着実に増えています。そうした中、当社で「副業」「兼業」に関する意識調査を行ったところ、副業をする目的として最も多かったのは、やはり「お金を稼ぎたい」、「副収入を得たい」というものでした。その一方で「自分のキャリアアップやスキルアップのため」という理由で副業に取り組む方も少なくありませんでした。私自身も副業をしているので感じるのですが、お金という目的だけで2つの仕事を続けるのは難しいことです。本業で多忙を極めたり、納期が迫ったりすると、どうしても副業のほうが優先度が下がってしまい、それがモチベーションの差になってきます。結局それでは長続きしません。副業で成功するためには、キャリアアップやスキルアップなど、より大きな視点を持って取り組むことが重要になるでしょう。

――田中様ご自身も「副業」をされているとのことですが、本業と副業それぞれの仕事内容についてお聞かせください。

本業では、クラウドワークスで地方創生事業に携わっています。これは全国の自治体と連携して、クラウドワーカーが地方で働き、収入や生きがいを得られるようサポートする取り組みです。副業は、組織開発サービスを手掛けるreborn株式会社(神奈川県逗子市)のメンバーとして、顧客企業の組織づくりなどコンサルタントに近い仕事をしています。

――そもそもどのような経緯で「副業」を始められたのでしょうか?

2015年に入社したクラウドワークスでは、仕事柄、働くことの本質について考える機会が多く、その中で“副業”という言葉を意識するようになりました。一方、私はもともと地域活動などに興味を持っていたのですが、会社の仕事に没頭するあまり、本来自分がやりたかったことを見失いそうになっていたのです。そこで自分が住んでいる逗子市周辺で何か地域に貢献できることがないか探していたところ、「暮らしと仕事」をテーマに活動していたrebornの代表とたまたま出会い、事業を立ち上げるお手伝いをさせていただくことになりました。専門的な知識やスキルを軸にすれば副業は探しやすいのですが、私のようにゼネラリスト的な立場で仕事をしていると、価値観やビジョンを軸に探さなければならず、なかなか理想的な副業先には出会えません。そういう意味でもrebornは、私にとって本当に良い出会いだったと思います。

――御社では3割くらいの方が副業をされているそうですが、田中様以外にも成功事例やユニークな事例などがあればお聞かせください。

マーケティング担当のYさんは、クラウドワークスでフルタイムで働きながら、副業としてアニメーションの制作会社を経営しています。もともとテレビアニメ制作のディレクターで、以前は自分一人で仕事を受けていたのですが、周りのアニメーターにももっと活躍の場を作りたいと考え、現在はフリーのディレクターという立場で、みんなに仕事を依頼しているそうです。副業と呼んでいいのかと思うほどの規模感ですが、ある意味、副業だからこそ好きなことができるという好例でしょう。彼のように趣味に近いものを副業にすれば、確実にモチベーションが保てるので、長く続けられると思います。

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