株式会社学情は2025年5月26日、人事担当者を対象に実施した「カジュアル面談」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2025年3月24日~4月16日で、企業・団体の人事担当者338人より回答を得ている。調査結果から、中途採用においてカジュアル面談を実施する企業の割合や、カジュアル面談に期待する効果などが明らかになった。

半数以上の企業が「カジュアル面談」を実施。昨年から急速に普及か
中途採用において、企業と求職者のミスマッチは常に課題と挙げられるだろう。しかし近年、「カジュアル面談」の導入が急速に広がり、その有効性に注目が集まっている。実際にカジュアル面談を実施する企業の人事担当者は、どのような効果を期待しているのだろうか。はじめに学情は、「カジュアル面談を実施・検討しているか?」と尋ねた。その結果、「実施している」との回答は52.4%と過半数を占め、「実施を検討している」は22.8%となった。結果を前年調査と比較すると、「実施している」との回答は15.7ポイント増加しており、1年間で企業のキャリア採用におけるカジュアル面談実施が急速に普及したことがうかがえる。

カジュアル面談による「ミスマッチの防止」を期待する担当者は7割以上
次に同社が、「カジュアル面談を実施/検討している」とした人に対し、「カジュアル面談に期待する効果」を尋ねたところ、「ミスマッチの防止」で72.8%で最多となった。以下、「志望意欲の醸成」が47%、「応募数を増やす」が41.4%で続いている。
カジュアル面談の際に意識していることとは?
最後に同社は、同じく「実施/検討している」とした人に対し、「カジュアル面談の際に意識していること/意識しようと思っていること」を尋ねた。すると、最多となったのは「面接のような雰囲気にならないようにする」で73.1%、以下は「なるべく緊張を和らげるようにする」が64.6%、「良いところだけでなく、課題もありのまま伝えるようにする」が51.5%で続いた。
本調査では、過半数となる52.4%の企業がカジュアル面談を実施しており、昨年からの著しい増加が見受けられた。また、7割以上がカジュアル面談による「ミスマッチ防止」に期待していることも明らかになった。採用活動において、求職者との相互理解を深め、より精度の高いマッチングを目指す上で、カジュアル面談が不可欠なツールとなりつつあるのかもしれない。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001412.000013485.html
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