
約半数の企業が「新卒採用だけでは若手人材を充足できない」
新卒一括採用の競争が激化する現代において、多くの企業が若手人材の確保に頭を悩ませているだろう。そのような中、20代の中途採用を強化する企業も増えているが、そうした企業はなぜ20代の中途採用を実施し、何を求めているのだろうか。はじめに学情は、「20代を対象にしたキャリア採用を実施している理由」を尋ねた。その結果、「キャリア採用(経験者採用・第二新卒などの採用)強化のため」(46.3%)と「新卒採用だけでは、若手採用を充足できないから」(46%)が、僅差で並んで2トップという結果になった。同社はこの結果について、「新卒採用に苦戦して若手キャリア採用に乗り出した企業が多い」との見解を示している。
また、上記2回答以下には、「欠員補充のため」(41.2%)のほか、「事業拡大に基づく人材確保のため」(38.6%)、「組織の年齢構成比を最適化するため」(38.3)などの回答が続いた。

20代中途採用者に期待することは「中長期的に戦力になること」
次に、20代を対象にしたキャリア採用において「入社後に期待すること」を尋ねると、最多となったのは「中長期的に戦力になること(育成を前提として長く働いてくれること)」で、83%と突出した。以下、「新卒学生よりも早期での戦力化」(46%)、「素直さ」(40.2%)、「社内に新しい風を吹き込んでくれる」(37.6%)、「若い世代ならではの新しいアイディア・意見・提案」(33.4%)などの回答が続いた。同社はこの結果に対し、「即戦力としてよりも、新卒の不足分を補おうとしている」と推察している。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001409.000013485.html