清水建設株式会社と株式会社PHONE APPLIは2020年12月17日、両社が持つソリューションの連携および実装に向け、共同開発を開始すると発表した。これにより、オフィスビルにおけるコミュニケーションのデジタル変革を実施し、働き方改革をより強力に促進していく考えだ。
清水建設とPHONE APPLI、オフィスビルの人や物の情報収集が行えるアプリケーションを共同開発

両社のサービスを活かし、働き方改革を促進

労働力人口の減少や新型コロナウイルス感染症拡大などにより、現在の日本企業には、テレワークの推進やワーケーションなど、ニューノーマルな時代に即した「新たな働き方」への対応が求められている。これに伴い、オフィスビルなどの各施設は、社会的機能を継続させるため、新たな働き方の実現に向けた課題を解決し、安定的かつ継続的に運用することが必要といえるだろう。そこで両社は、PHONE APPLIが展開する2つのクラウドサービスと、清水建設が開発したオペレーティングシステムを一元化する、新たなソリューションの開発に向けて協業を開始した。

今回の協業では、PHONE APPLIが展開している、連絡先をクラウド上で一元管理し、最適なツールでコミュニケーションを円滑化する「PHONE APPLI PEOPLE」(旧:連絡とれるくん)と、人や物の位置情報を可視化する「PHONE APPLI PLACE」(旧:居場所わかるくん)を、清水建設が開発した、人や物の位置情報を蓄える建物オペレーティングシステム「DX-Core」と連携させる。これにより、オフィスビル内の人や物、設備の情報収集と制御が可能になるという。さらに、開発したアプリケーションは、清水建設によるオフィスビルだけでなく、両社の顧客にも積極的に展開していく考えだ。

「新たな働き方」が注目されるいま、社員が求める働き方と、企業の成長を両立させていくことが重要だ。これを踏まえた働き方や制度、対策を考えていきたい。

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