タメニー株式会社は2022年8月4日、「内定式」に関する調査の結果を発表した。調査集計期間は2022年7月15日~28日で、2023年の採用に向けた就職活動を「すでに終えた」、「している」、「これから始める」と回答した学生500名から回答を得ている。これにより、内定式の必要性の有無や入社前にあったほうがいいと感じるイベントなどが明らかとなった。
23卒生の約半数が「内定式は必要」と回答。社内見学や同期・先輩社員との交流を求める声も

“先輩や同期と会える機会”として、半数近くが「内定式は必要」と回答

2023年の入社を目指している就活生は、企業の内定式に必要性を感じているのだろうか。はじめにタメニーが、「内定式は必要だと思うか」を聞いている。すると、「必要だと思う」が15.2%、「どちらかと言えば必要だと思う」が30%で、合計45.2%が内定式は必要と考えていることがわかった。

「必要だと思う理由」についてのフリーコメントでは、「先輩や同期と会える機会は大事だと思うのでなくさないでほしい」や「内定式は社会人としての自覚を促す意味もあって重要だと思う」、「オンライン就活で本社に行ったことない可能性もあるため、内定式で実際に働く現場を見ることができる」といった声があがった。

一方で、「どちらかと言えば必要ないと思う」が14%、「必要ないと思う」が11.6%で、合計25.6%が内定式の必要性を感じていないことが判明した。その理由については、「内定式で具体的に何をするのかわからないため、必要性についても不明」や「遠距離だと行くのが大変」、「内定式よりも研修の期間を延ばしてほしい」といった意見があった。
内定式は必要だと思うか

入社前にあった方がいいと思うイベントは「社内見学」や「懇親会」など

次に、同社が「内定後、入社前にあったらいいなと思うイベント」について複数回答で尋ねると、「社内見学」が50.4%で最多だった。以下、「同期との懇親会」が44%、「上司や先輩との懇親会」が39.2%と続いた。

同社は、「採用活動のオンライン化が進む中で、学生たちはより一層、上司や先輩社員、同期と直接会うことや、実際に職場に行く、といったリアルな体験の重要性を感じているのではないか。内定式にもそういった役割を求めているようだ」と推察している。
内定後、入社前にあったらいいなと思うイベント
本調査により、4割以上の就活生が「内定式は必要」と感じていることがわかった。内定式の実施を検討する場合は、その目的を明確にし、内定者が既存社員や同期と交流できるような場を設けてみてはいかがだろうか。

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