株式会社USEN-NEXT HOLDINGSは2021年1月20日、グループ企業における新卒採用方法を大幅に刷新すると発表した。新コンセプト「就活維新 -RecruiTech for U.-」を始動、DXを活用した採用手法を積極的に取り入れ、日本における就職活動のあり方を根本的に見直すという。これにより、学生が「より自由に、それぞれに合ったスタイルで、昨今のコロナ禍でも安心・安全に就職活動が行える」ことを“新常識”として実現したい構えだ。
「履歴書不要」「PR動画の投稿でエントリー」「面接官を選択できる」など、USEN-NEXT GROUPが常識にとらわれない新卒採用を実施

就職活動の「当たり前」を打破し、企業と働く人がともに成長する機会へ

USEN-NEXTグループでは、昨年2020年度の採用から新卒一括採用を廃止し「通年採用」に移行するなど、これまでも採用活動の刷新を行ってきた。今回スタートした新卒採用コンセプト「就活維新 -RecruiTech for U.-」では、これまで常識とされていた「日本の就職活動」に疑問を投げかけている。例えば、「同じリクルートスーツを着て、一斉にスタートする」、「多くのエントリーシートを書き、時にはそれだけで不合格となる」というような、企業が「上から目線で選ぶ」と捉えられてきた採用活動を、学生側を軸としたものに転換することを試みる、既成概念にとらわれない革新的な採用活動を実施するという。

同社は具体的に、「7つのメソッド」を掲げている。

Method 1. 『Simple Entry』
エントリーに必要な情報を「名前・生年月日・メールアドレス」の3種のみに省略化。履歴書作成の手間を極力省き、エントリーしやすくする。

Method 2. 『Smart PR × AI Feedback』
文字だけでは伝わりづらい思いを自由に表現することを目的にして、エントリーに「自己PR動画の投稿」を採用。AIによるフィードバックを実施することで、学生にとってのメリットを追求する。

Method 3. 『Multiple GATE × All Feedback』
選考回数や面接官の一律配置ではなく、学生が回数や選考内容・面接官を自由に選択する。また、すべての選考で面接官がフィードバックを行う。

Method 4. 『Tryout Revenge』
最終面接で不合格となった場合、希望者を対象に「復活選考」を実施。一度しかチャンスがないというプレッシャーを負わず、リラックスした面接を可能にする。

Method 5. 『All Online』
セミナーや面接など、内定に至るまでの全選考をオンラインで実施。時間や場所の制限なく、コロナ禍でも安心して取り組める就活を可能にする。

Method 6. 『Talent Caravan』
採用担当役員が意欲ある学生のもとに出向き、選考を実施。地方就活生の不便さ・不公平さを解消する(本年度はTalent CaravanもAll Onlineで実施)。

Method 7. 『REAL BUSINESS INTERN』
オフラインでの選考直結&超実践型インターンを実施。ビジネスにつながるスキルアップにより、就活の先にある成長を支援していく。

このように、これまでの常識にとらわれない、ユニークな新卒採用の姿勢を打ち出す企業は増えていくだろう。本取り組みをヒントに、自社の採用活動を検討してみてはいかがだろうか。

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