不採用連絡はもはやネガティブではない? sasry株式会社が企業間で人材を紹介しあう新時代の採用サービスを開始

sasry株式会社は2019年10月、採用を見送った人材を企業間で推薦し合う、採用効率化サービス「Sasry scout」の事前登録を開始した。これは海外で注目を集めるシェアードタレントネットワークの仕組みを、初めて国内で展開するものだ。「他社で活躍できる人材」をつなぎあう採用プラットフォームとして、候補者の見送り方を変えて、採用の効率化の実現を目指すとしている。

「不採用者」の見送り方を変えて、「候補者」として人材採用の効率化を実現

sasryが運営する「Sasry scout」は、採用に関わる人から招待された転職希望者だけが利用できる、招待制の人材データベースとなっている。企業の採用担当者からの「本当は一緒に働きたいが、ヘッドカウントやオープンポジションがなかった」「採用を見送った人の今後を応援したい。将来また応募してほしい」といった、採用できなかったことを惜しむ声や、人材紹介を行うキャリアアドバイザーからの「求人票紹介が難しく、面談すらできない場面がある」「キャンディデイトの満足度を向上させて、エージェントの信頼を落としたくない」といった、紹介先企業の満足度を高めたいという思いから生まれたものだ。

採用には多くの時間とコストがかかるため、業務の効率化を図りたいと考える企業の採用担当者も多いだろう。さまざまな理由により採用に至らなかった人材を、企業間で推薦し合うことで、採用活動の効率化を目指すという。

これにより、従来ネガティブになっていた不採用の連絡を「今後の応援をする」といった感謝の形に変えることができ、一度は不採用となった人材とも良好な関係を維持したまま、再アプローチ図ることができるというメリットがある。

また、最終選考などで不採用となった優秀な人材をタレントプール化するため、企業も自社とマッチする人材を見つけやすく、ポジションに空きが出たなど、企業が採用したいベストなタイミングで採用活動を行うことも可能となるだろう。

人手不足が叫ばれている中、企業にとって「的確な人材」を獲得することは容易ではない。効率的な採用業務の実現を目指す取り組みは、今後も拡大していくことが予想される。

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HRプロ編集部

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