若手社員から見た上司の点数は? 高得点の上司は「部下のことを考えて行動する」

サイボウズチームワーク総研は2019年10月、上司に感謝を伝える日とされている10月16日の「ボスの日」にちなみ、「令和時代に求められる上司との距離感」と題した意識調査の結果を発表した。調査は、新卒入社5年以下の20代ビジネスパーソンの男女400名を対象に、インターネットにて実施された。調査期間は2019年9月13日〜15日。これからの活躍が期待される20代のビジネスパーソンたちは、直属の上司をどう評価しているのだろうか。

20代の部下たちがつけた上司の点数は平均「68点」

まず、「上司に点数をつけるとしたら何点か」と質問すると、「80〜89点」が26.9%で最も多く、次いで「70〜79点」が17.2%、全体の平均は「68点」という結果となった。

高得点上司に見られる行動は「挨拶をしてくれる」「話を聞いてくれる」

続けて、「上司に対してどのように思っているのか」について尋ねると、「上司の方からも挨拶をしてくれる」との回答が53.6%と最も多く、次いで「仕事に関係のない話も結構する」(47.3%)、「普段から話を聞いてくれる」(43.4%)が続いた。

さらにこの結果を、上司を平均点以上に評価した「高得点層」(264名)と、平均点未満に評価をした「低得点層」(148名)に分けて割合を見ると、「現場のために努力してくれる」(ポイント差37.3%)、「普段から話を聞いてくれる」(ポイント差32%)、「成長の機会を作ってくれる」(ポイント差30.6%)、「アドバイスが的確」(ポイント差30.2%)、の4つで両層の差が大きく開いた。これらはいずれも高得点層の上司に多く見られる行動であることから、高得点を得た上司は普段から部下のことを考えた働き掛けを行っているようだ。

また、業務時間中の上司との関わりについては、多くの部下が上司の方から話しかけてくれるフラットな関係を望んでいることが窺える。

業務時間外の上司との関わりで遠慮したいこととは

「業務時間外の上司との距離感」について聞くと、「休日を含め、プライベートでの交流」と「SNSでつながる」の2項目については、「できれば遠慮したい」と回答した部下が60%を超える結果となった。また、年賀状などの「季節の挨拶」や「冠婚葬祭」といった儀礼的な関わりについても、40%前後が上司との交流に消極的な姿勢を見せた。
今回の調査結果から、業務においてさまざまな側面から部下をサポートし、コミュニケーションを取っている上司が、若い部下たちから高得点をつけられていることが分かった。これからの時代、チームのパフォーマンスを高め、部下を大きく成長させることができる「理想の上司」となるには、部下との程よい距離感を意識して行動することも大切な要素となりそうだ。

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HRプロ編集部

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