採用後のミスマッチ削減を目指す。ミイダスが自社に適合する「フィッティング人材分析機能」を提供開始

パーソルグループのミイダスは2019年10月、同社が運営する転職求人サービス「ミイダス」において、新たに「フィッティング人材分析機能」の提供を開始した。これにより、募集企業の社員傾向をもとに、適合する人材の特徴を分析することが可能となる。人と企業の新たな出会いを創出し、入社後のミスマッチ削減を推進するとしている。

採用における重点指標は「入社後の活躍」

有効求人倍率が高水準で推移している現在、自社とマッチする人材の採用に課題を感じている企業も多いのではないだろうか。Schmidt, F. & Hunter, J. (1998). が発表した「採用の手法と入社後のパフォーマンスの相関関係」の研究結果によると、どの企業でも一般的に取り入れている採用基準(年齢・学歴・経験スキル)や、採用のメイン手法と言われる「非構造化面接(一般の面接)」は、社員の入社後の活躍とは相関関係がないと言う。

今回、ミイダスが提供を始めた「フィッティング人材分析機能」は、募集企業の社風や文化に適合し、活躍する可能性が高い人材の傾向を分析することで、一般的な採用基準だけでは見落とされていた人材にも光が当たり、幅広い層からの採用が可能となる。これにより、企業と転職者とのマッチング率の向上が期待される。

サービス活用のメリットは「企業と転職希望者のミスマッチ削減」

この「フィッティング人材分析機能」とは、募集企業の社員複数名が「ミイダスコンピテンシー診断」という行動特性分析を受診することで、その企業で活躍している社員のコンピテンシー傾向を把握し、同じ傾向を持つ転職希望者の検索を可能にしたものだ。企業にとっては、思考性やビジネススキルをベースに転職希望者を最適化することができるため、自社にマッチした人材の採用が可能となり、入社後の不整合を減らすことができる。また、「会社に馴染めるだろうか」といった不安を持つ転職希望者にとっては、転職先の上司との相性や社風などを事前に知ることができるため、応募前に自分と相性の良い企業を見極められ、効率的な転職活動を行うことが可能となる。

採用後のミスマッチを解決するためには、転職希望者が一番活躍できる企業とのマッチングを行うことが不可欠と言える。企業においては、これまでの採用方法や基準にこだわらず、入社後の姿を見据えた人材の選考を行う必要があるだろう。

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HRプロ編集部

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