2019年4月から「働き方改革関連法」が施行されました。企業は対策が迫られていますが、単に時間削減をすることが、その目的ではありません。一人ひとりの価値を高めることが本質であり、そのためにはマネージャーのスキル向上が必要不可欠となります。そこで、マネージャーのスキルとは何か、株式会社リクルート 専門役員 兼 リクルートワークス研究所所長の大久保 幸夫氏に解説いただきました。合わせて、株式会社電通 執行役員/CBOの大内 智重子氏が改革の実例を紹介。その後、明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当) / 働き方改革研究センター センター長の伊藤 健二氏をファシリテーターに迎え、ディスカッションを行いました。

講師

  • 大久保

    大久保 幸夫氏

    株式会社リクルート 専門役員 兼 リクルートワークス研究所所長

    1983年一橋大学経済学部卒業。同年株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)入社。 人材総合サービス事業部企画室長、地域活性事業部長などを経て1999年にリクルートワークス研究所を立ち上げ、所長に就任。 2010年~2012年内閣府参与を兼任。2011年専門役員就任。著書に『働き方改革 個を活かすマネジメント』(日本経済新聞出版社)ほか多数。


  • 大内

    大内 智重子氏

    株式会社電通 執行役員/CBO

    マーケティング局に入社以降、コミュニケーションプランナーとして、国内外でのコミュニケーションプランニング、ブランディングの企画立案・実施を行う。その後、クリエーティブ局長を経て、2018年より、電通初の女性執行役員として、社が全社を挙げて取り組む「労働環境改革」担当に就任。プロジェクトの全体プロデュースと共に、社員の成長に寄与する様々な施策の企画実施、「コンディショニング」という概念の導入、カルチャー変革のための社内コミュニケーションの推進等を行う。2019年からは「コーポレート・ブランディング・オフィサー」に就任。 *日本マーケティング協会 マーケティングマイスター *一般社団法人 日本女子サッカーリーグ 理事


  • 伊藤

    伊藤 健二氏

    明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当) / 働き方改革研究センター センター長

    明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当) / 働き方改革研究センター センター長
    2006年度まで、みずほ情報総研の知識戦略ソリューション室のシニアマネージャとして、産官学連携による人材育成関連の調査研究・コンサルティングに従事。元早稲田大学 自立的キャリア形成教育開発研究所 客員主任研究員 元慶應義塾大学院 政策・メディア研究科 特任准教授、内閣府、厚生労働省等の8省庁の座長、委員、HRチャレンジ大賞等の審査委員を歴任する。IT系、教育系、人材系、広告系企業のアドバイザーも務める。

「本質的な」働き方改革:1人1人の価値を高めるマネジメント ~どのような施策が効果があるか、定量的なデータと事例で考えます~

働き方改革成否のカギはマネージャーが握る

明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当) / 働き方改革研究センター センター長 伊藤 健二氏
今年、働き方改革関連法が施行され、各企業でさまざまな施策が実施されています。そうした中で考えたいのは「本質的な働き方改革」、そして、「働き方改革を推進するためのマネジメント」です。まずは改革の実態として、企業にどのような変化をもたらしているか、厚生労働省が2017年に実施した「労働経済動向調査」からお話しいたします。

まず、プラスの変化としては、労働時間は減り、休みは増えました。生産性も上がっているとの結果が出ています。労働時間を削減する施策はいくつかあるのですが、注目されているのがAIの導入です。定型業務をAI化することで、労働時間が短縮された例が多く報告されました。ただし、その一方で、AIの導入後、逆に労働時間が伸びたケースがあることにも留意ください。タスク分析、業務分析をした上で導入しないと効果は薄く、逆効果をもたらすことすらあるのです。

一方、マイナスの変化として、収入の大きな落ち込みが挙げられます。残業がしにくくなるので、当然の変化と言えます。これはとても大きなことですので、中には、やらされ感が満載で働き方改革に取り組んでいる人も少なからずいると考えられます。そこで大切になってくるのがマネージャーの存在です。収入が減る中で、やらされ感なく改革を進めるマネジメントが求められるのです。

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