マルケト、自社採用活動で「採用マーケティング」を実践 自社プラットフォームを採用に活用

株式会社マルケトは、自社マーケティングオートメーションツール「Marketo」と、株式会社ビズリーチが運営する「HRMOS採用管理」、企業ブランディングを強化するCMS「PR Table」を連携させ、自社の採用活動において「採用マーケティング」を実践していることを発表した。
人材獲得競争が激化する中、採用活動にマーケティングの考え方を適用した「採用マーケティング」は、新しい採用の概念として今、米国を中心に注目されている。

これは具体的には、データやテクノロジーを活用して、採用ターゲットのニーズを解明した上で、プロセス全体を検証し、採用担当者はそれに沿った適切なコミュニケーションを行うことで、より効果的な採用活動につなげるというものである。

マルケトが実践する【採用マーケティングの全体像】は以下の通り。

《候補者ジェネレーション》
(1)〈認知拡大〉……ブランディング広告、採用イベント、リファーラル、エージェント
(2)〈興味喚起〉……採用ポータル&冊子(会社・従業員・顧客紹介)【PR Table】
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《候補者ナーチャリング》
(3)〈応募獲得〉……採用LP(応募ページ)【HRMOS採用管理】
(4)〈エンゲージメント向上〉……1to1ナーチャリング【Marketo】
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《採用選考》
(5)〈Hotな候補者へのアプローチ〉……採用ステータス管理【HRMOS採用管理】
(6)〈有力候補者のリサイクルおよび社内人脈の活用〉【HRMOS採用管理】
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《オファー&クロージング》

プロセス全体の中で、PR Tableは、コーポレートブランディングに特化したCMSとして、社内に眠るブランド資産の可視化・コンテンツ化・活用を支援。会社の資産である社員を軸にコンテンツを制作し、発信することで、社員のエンゲージメント向上やカルチャーマッチする将来の社員の採用に寄与する。

また、HRMOS採用管理は、採用マーケティングの実践における候補者のデータ、選考プロセス全体を一元管理し、データに基づいた分析を可能にする。一度接点をもった候補者はタレントプールとして蓄積されるため、候補者と継続的にコミュニケーションがとれるようになる。

さらに、Marketoが、企業が採用ターゲット一人ひとりにあった内容、タイミング、方法によるコミュニケーションをとるためのプラットフォームを提供。 採用ターゲット一人ひとりとのエンゲージメントを通じて、人事部の課題である 「企業ブランドの確立」、「採用マッチング率の向上」、「採用効果の可視化」を実現する。

【採用マーケティングの各プロセスにおける実践事項と得られる効果】

《採用チャネル》
「転職潜在層へのアプローチを視野に入れた、ダイレクトリクルーティングを実践」
→SNS、リファーラル、人材データベースの活用なども含めた主体的な採用活動(ダイレクトリクルーティング)、PRやコンテンツの活用で、転職潜在層に選ばれやすくなる。

《候補者/選考プロセス管理》
「一元管理により効果的な採用戦略を立案」
→一人ひとりにあった、選考プロセスのストーリーが設計できる。

《コミュニケーション管理》
「多様化するキャリアに応じたコミュニケーションと候補者体験の向上」
→候補者と誰がどのようなコミュニケーションをとったのか、データとして管理し、候補者体験の向上につなげられる。また、良い候補者体験は、次の転職活動時に改めて興味を持つきっかけにもなる。

《コンテンツ管理》
「候補者体験の向上のために自社の魅力を採用ターゲットに適切に伝達」
→採用ターゲットを分析したうえで、どのようなコンテンツを届ければ効果的かを考えることができると同時に、採用サイトや求人メディアなどに限らず、ブログ・SNS・スカウト・イベント・PR企画など、あらゆる方法の中から最適な方法を選択できる。

《タレントプール》
「転職潜在層との継続的なコミュニケーション」
→転職潜在層である採用ターゲットや、面接・内定の辞退者など一度接点を持った候補者をタレントプールとして管理することで、継続的なコミュニケーションが実現できる。


株式会社マルケト タレントエンゲージメント部 千葉修司氏は、この連携について次のようにコメントしている。

「エンゲージメント、採用マーケティングこそが、会社の成長のカギをにぎります。昨今、テクノロジーの発展、資本主義・貨幣経済の動向、また就職協定の撤廃など、『働き方』や 『企業と個人の関係性』を大きく揺るがす社会環境変化が起きています。

そのような中、今や企業にとっては、顧客だけではなく、社員、そして、将来の社員である候補者の方との中長期的なエンゲージメントも極めて重要になってきました。

ここ数年、マーケティングや営業の世界では、MAやSFAなどのテクノロジーを武器により良い顧客体験を提供し、顧客とのエンゲージメントを実現し始めていますが、これらの考え方や施策が、採用の世界でも同様に効果を発揮します。

当社のお客様でもテクノロジーを用いた採用マーケティングに取り組まれるケースが急増してきた中で、当社自身もHRMOS採用管理、PR Table、自社ツールMarketoを用いて取り組みをスタートできたことをうれしく思うとともに、その意義深さや可能性の大きさを強く感じています。」

著者プロフィール

HRプロ編集部

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