
事業環境が大きく変わったコロナ禍でも、約9割の経営者は幹部の成長を実感
激動の2020年を振り返った時、経営者は自社の幹部をどう見ているのだろうか。はじめに、「昨年と比較し、幹部の成長を感じているか」と尋ねた。その結果、「大いに成長している」が14%、「成長している」が32%、「どちらかといえば成長している」が42%となり、約9割の企業の経営者が「自社の幹部は成長した」と感じていることがわかった。

これからの時代を担う幹部に強化・備えてほしい力は
次に、「これからの時代、世の中の幹部には特にどのような姿勢や態度が求められるか」を尋ねたところ、63%が「実行力」と回答。続く「責任感」(38%)、「先見性」(37%)とは大きく差を付け、6割以上の回答が集まった。経営者は幹部に対し、企画や課題解決を着実に遂行していく「実行力」を備えてほしいと期待していることが分かる。
経営者が「自己研鑽し、高める必要がある」と感じている能力とは
最後に、「経営者自身の仕事に欠かせない知識やスキルは何か」を挙げてもらった。最も多かったのは「リーダーシップ」で、53%と半数以上だった。以下、「コミュニケーション力」(44%)、「マーケティング」(38%)と続く。組織を動かすために従業員を率先して引っ張っていくリーダーシップは、企業経営において欠かせないスキルだといえるだろう。