オンラインセミナー・説明会の未経験者はわずか1%

続いてここからは、各企業が個別で開催するセミナー・会社説明会について見ていきましょう。

まずは、「セミナー・会社説明会の参加社数」からです。文系の最多は「10~14社」で19%、次いで「4~6社」15%が続き、「30社以上」が13%で、なんと3番目に多くなっています[図表8]
[図表8] 個別企業セミナー・説明会参加社数
一方、理系で最も多かったのは、「4~6社」で19%、次いで「10~14社」18%、「1~3社」16%が続きます。「30社以上」と回答した学生は7%と文系の約半数にとどまるなど、「10~14社」以上は理系のほうが文系よりも割合が少なく、逆に「0社」~「7~9社」といった少ない社数では文系よりも理系のほうが多く、明らかにセミナー・会社説明会への参加社数は文系のほうが多くなっています。

ここでは前年のデータは掲載していませんが、前年と比較すると文系はやや参加社数が減少し、逆に理系はやや参加社数が増加傾向にあります。これでも今年は、文系と理系の活動量の差がやや縮まったということになります。

次に、セミナー・会社説明会への参加時期(複数回答)を「全形式」「対面形式」「オンライン形式」の3タイプに分けて見ていきたいと思います。

「対面形式」と「オンライン形式」の両方を対象とした「全形式」では、ピークは文系・理系ともに「2022年3月」で、それぞれ76%、68%にも上ります[図表9]。次いで「2022年2月」がそれぞれ65%、61%と6割を超えています。3番目は、文系が「2022年4月」の57%であるのに対して、理系は「2022年1月」の52%となります。
[図表9] 個別企業セミナー・説明会参加時期(全形式・複数回答)
「2021年5月以前」から「2022年1月」までは文系と理系はほぼ同程度の参加率でしたが、「2022年2月」からは文系の参加率が理系を上回るようになり、「2022年4月」以降は10ポイント以上の開きが出るようになっています。それだけ理系の選考のほうが早く進み、会社説明会へ参加する学生が減少するのも早かったものと推測されます。

「対面形式」でのセミナー・会社説明会への参加状況は、ピークの「2022年3月」ですら、文系25%、理系15%にとどまり、次いで多いのは「全形式」で多かった「2022年2月」ではなく、「2022年4月」で文系18%、理系9%となっています[図表10]
[図表10] 個別企業セミナー・説明会参加時期(対面形式・複数回答)
つまり、理系で2ケタに到達したのは「2022年3月」だけです。「2022年2月」は3番目に多いものの、文系12%、理系7%とピークの「2022年3月」の半分以下となっています。「2022年1月」までは、文系・理系ともにすべて1ケタ台にとどまるとともに、「対面で参加したことはない」とする学生が、文系で46%と半数近く、理系に至っては64%と6割を超えています。「対面形式」への参加、ひいては企業側の「対面形式」でのセミナー・会社説明会の開催数が圧倒的に少なかったことが分かります。

一方、「オンライン形式」でのセミナー・会社説明会への参加状況を見ると、ピークは「2022年3月」で文系71%、理系63%に達しています[図表11]。「2022年2月」がそれに続きますが、3番目は「全形式」で見たように、文系と理系では傾向が異なっています。「オンラインで参加したことはない」とする学生は文系・理系ともにわずか1%となっており、「全形式」とほぼ同じ形のグラフを形成しています。
[図表11] 個別企業セミナー・説明会参加時期(オンライン形式・複数回答)

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