就活後半は「楽天みん就」に異変

今度は「3月以降の就活後半に活用した就活サイト」(複数回答)を見てみましょう。文系では、前年順位からの変動は一切ありませんでした[図表3]
[図表3] 就活後半(3月以降)に活用した就活サイトの2年比較(複数回答)
前年からのポイントの動きを見ると、上位4サイトはすべてポイントを落とし、中でも「楽天みん就」は9ポイントものダウンとなり、3位の「リクナビ」との差はごくわずかです(「楽天みん就」66.7%、「リクナビ」66.6%)。9位の「unistyle」は前半と同様に8ポイントものダウンとなっています。

前半との比較では、前半では2位だった「リクナビ」が3位の「楽天みん就」と入れ替わり、「OpenWork」が8位から6位に、その代わりに「OfferBox」と「キャリタス就活」が一つずつ順位を下げています。ただ、上位10サイトの顔ぶれは、前半と後半では全く変動はありません。

理系の結果を見ると、上位6サイトに前年からの順位変動はないものの、「キャリタス就活」が前年7位→9位にダウンし、代わりに「OfferBox」が9位→7位へと順位を上げています。10位は前年の「dodaキャンパス」に代わり、「あさがくナビ」がランクインしています。

前半との比較では、文系同様に前半2位の「リクナビ」が3位の「楽天みん就」と入れ替わり、7位だった「キャリタス就活」が9位に順位を落としています。ポイントの動きでは、上位3サイトはすべてポイントを減らしています。特に、2位「楽天みん就」は8ポイントもの減少となっており、文系と同様に就活後半における位置づけには今後さらに変動があるかもしれません。

これには、他の口コミサイトの躍進が影響しているものと推測されます。現に、4位「ONE CAREER」、5位「就活会議」は前半と同様に、それぞれ4ポイント、3ポイントとポイントを伸ばしています。

メインサイトとしての利用者が多い「ONE CAREER」

就活サイトの活用状況の最後は、「就活を通して最も活用した就活サイト」です。

まず、文系の結果を見ると、「マイナビ」「ONE CAREER」「リクナビ」「楽天みん就」の上位4サイトに順位の変動はないものの、5位以下はすべて入れ替わっています[図表4]。単一回答のため、4位以下は1ケタ台の僅差となっているため、容易に起こり得る現象です。
[図表4]就活を通して最も活用した就活サイトの2年比較
ポイントが1%や2%のところの順位にはあまり意味がありませんので、その他のところでポイントの動きを見てみると、2位の「ONE CAREER」が18%から21%へと3ポイント、5位の「就活会議」が2%から4%へと2ポイント伸ばしているのに対して、4位の「楽天みん就」は9%から5%へと4ポイントもダウンしており、5位「就活会議」との差がわずかになってきています。次回調査での逆転もあり得るかもしれません。

理系はというと、こちらは文系の上位4サイトに「就活会議」、「OpenWork」までを含めた上位6サイトは前年と全く同じ順位となりました。7位以下は2%以下となっていますので順位変動は起こりやすいものの、前年7位の「unistyle」が今年も前半・後半ともに20%台の活用度でランクインしていたものの、「通年」ではランク外になってしまったことが気になります。

文系と理系の結果を俯瞰してみて共通しているのは、2位「ONE CAREER」の強さでしょう。前半・後半ともに、複数回答では文系・理系のどちらも4位であるにもかかわらず、単一回答となると「リクナビ」「楽天みん就」を押しのけて、文系・理系の両方で2位です。複数サイトを活用するのが就活の常ですが、「ONE CAREER」ユーザーの約4割がメインサイトとして活用していることになります。

同じことが、もう一つのサイトについてもいえます。それは、「外資就活ドットコム」です。「外資就活ドットコム」は、前半・後半のいずれにも活用した上位10サイトに顔を出していないにもかかわらず、前年も今回も、文系と理系の両方で「通年で最も活用した」上位10サイトにランクインしています。大変興味深い現象です。それだけ根強いヘビーユーザーが、毎年必ず一定数いることを意味しています。

9割の学生が3社以上からアプローチを経験

この記事にリアクションをお願いします!