
「キャリアや将来を考える時間が必要」とする回答は8割を超える
終身雇用制度の崩壊や働き方の多様化などを背景に、個人が主体的に自身の将来やキャリアを考え行動することを指す「キャリア自律」の重要性が高まっている。そのような中、入社1年目の若手社員は自身の将来やキャリアにどのような意識を抱いているのだろうか。はじめにジェイックは、「自身の今後のキャリアや将来について、考える時間は必要だと思うか」と尋ねた。すると、「そう思う」(86%)が最も多く、以下、「わからない」(11.7%)、「そう思わない」(2.3%)と続いた。

1年目社員がキャリアを考える理由
そこで、前設問で「そう思う」と回答した人に「その理由」を複数回答で質問したところ、「現在の仕事の目的や目標を考えるため」(41.8%)が最多だった。以下、「自分の価値観にあったキャリアを築くため」(28.2%)、「自分のキャリアをどう築くかの責任は、会社でなく自分にあるため」(25.5%)と続いた。自分にとっての仕事の意味やゴールを定期的に整理するために、キャリアについて考える時間が必要となるようだ。
約8割は“業務時間外”に今後のキャリアについて考えている
続いて、「業務時間外で、自身の今後のキャリアや将来について考えることはあるか」と尋ねた。すると、「ある」(79.7%)が最多で、以下、「ない」(14.8%)、「答えたくない」(5.5%)と続いた。全体の約8割が、業務時間外に自身の今後のキャリアや将来について考えることがあるとわかった。
今後のキャリアや将来について考える頻度は「週1回程度」が半数以上に
そこで、前設問で「ある」とした人に「その頻度」を質問したところ、「週に1回程度」(52.9%)が最も多く、半数におよんだ。続いて、「月に1回程度」(41.2%)、「3か月に1回程度」(5.9%)となった。
「キャリア自律」についての認知度は?
最後に同社は、「キャリア自律とは何かを知っているか」を質問した。その結果、「キャリア自律という言葉を知らない(初めて聞いた)」(81.2%)が最多で、以下、「キャリア自律という言葉は知っているが、意味は理解していない」(10.2%)、「キャリア自律という言葉も、意味も理解している」(7.8%)と続いた。