株式会社ブリヂストンは、危機管理対策として、株式会社Specteeが提供するAIリアルタイム危機管理情報サービス「Spectee Pro(スペクティプロ)」を採用した。これにより、緊急度が高い災害や事故などが発生したとき「どこで何が起きているか」をリアルタイムに情報収集し、危機管理体制を強化していくとしている。
ブリヂストンがAI危機管理情報サービス「Spectee Pro」を導入、自然災害発生時などに緊急情報をいち早く入手しリスクを管理

SNSに投稿された情報をもとにAIが情報を精査、周辺状況をリアルタイムで把握

ブリヂストンが今回採用を決めた「Spectee Pro」は、AI技術を用いて情報解析し、災害や事故におけるリスクや被害状況を可視化して、いち早く緊急情報を伝える危機管理情報サービスだ。SNSに投稿された情報をもとに、自然災害や火災、事故などの緊急性の高い情報や、感染症に関する情報といった100以上の事象を、市町村、駅、空港、商業施設、観光地周辺などの対象とあわせて見ることで、リアルタイムに確認できる仕組みとなっている。

画像や動画の情報や地図表示など、事業所周辺の状況をリアルタイムにわかりやすく配信することが特徴で、デマや誤情報が多いSNSの投稿を、AIの活用で重要度などを分析するだけでなく、24時間対応の分析チームによってさらに情報の精査を行う。これにより、現場で働く職員が情報に惑わされず、正しい判断のもと作業を進められるとしている。

ブリヂストンはこれまで、「イノベーションと先進技術を通じて、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむこと」をビジョンに、モビリティにおいての危機対応体制の強化を行ってきた。緊急情報をSNSから入手することに注目してきた経緯もあり、今回のサービス採用につながったようだ。

今後もさまざまな分野で、AIを駆使したサービスが実用化されていくことが予想される。自社のビジネス課題を解決し、最適な価値を提供するために、AIソリューションの導入や活用を検討してみてはいかがだろうか。

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