株式会社ライボ(以下、ライボ)は2021年9月27日、2021年4月入社の新社会人に実施した、「2021年新入社員実態調査」の結果を発表した。調査期間は2021年9月3日〜15日で、20〜1,000人規模の企業に所属する男女186名から回答を得た。これにより、新入社員が理想と現実のギャップに直面する「リアリティ・ショック」から、“モチベーションに影響が出る目安”とされる半年が経過する中での、「勤務先に対する満足度」や「働き方の実態」などが明らかとなった。
「コロナ禍での就活」を経た21年新入社員の現状とは。満足度や入社後のギャップなどが明らかに

約7割が勤務先に「満足」と回答。希望企業や部署での業務が要因か

新型コロナウイルスの影響を受け、採用活動や企業活動が変化するのを肌で感じながら入社を迎えた2021年卒新入社員は、入社から半年を迎え、どのような意識を持っているのだろうか。

はじめに、「現在の勤務先に対する満足度」を尋ねた。すると、「大変満足」が30.6%、「やや満足」が38.2%となり、合わせて68.8%が「満足」していることが判明した。
勤務先に対する満足度
また、「希望企業への就職ができたか」と尋ねると、75.3%が「はい」と回答。「希望部署に配属されたか」という質問には、54.3%が「はい」と回答した。希望する企業や部署で仕事ができている人が多く、それが満足度の高さにもつながっていることがうかがえる。
希望企業と部署で働けているか

就職先決定にあたって重視した項目は「業務内容」、「給与・昇格・昇給」が最多に

続いて、「企業決定にあたって重視したこと」を尋ねた。すると、最も多かったのは「業務内容」と「給与・昇格・昇給」で、共に56.5%となった。他方で「勤務地・立地」は最も低くなり、テレワークで働き方が多様化したことに伴う意識の変化が反映される結果となった。
就職先決定に重視したこと

労働時間と残業時間は多くない傾向に

また、「勤務先の月間平均労働時間」を尋ねた。すると、最も多かったのは、「160時間以上180時間未満」で38.2%に。以下、「140時間以上160時間未満」が28%、「180時間以上200時間未満」が17.7%と続いた。

「月間平均残業時間」は、「20時間未満」が70.9%で最も多く、「20時間以上」は18.3%、「40時間以上」は6.5%にとどまるなど、働き方改革における長時間残業の抑制が進んでいることがうかがえる。
労働時間と残業時間の月間平均

「入社前後のギャップ」を感じる新入社員は4割超。「業務内容」や「会社の雰囲気」が要因か

さらに、「入社前後でのギャップがあるか」を尋ねると、43.5%が「はい」と回答。4割以上が、いわゆる「リアリティ・ショック」を実感したという結果となった。また、“ギャップを感じた”とする回答者に「その理由」を尋ねると、最多だったのは「会社の雰囲気」と「業務内容」で、共に32.4%だった。
入社前後のギャップとその理由

約9割が「仕事」と「プライベート」を両立できている

最後に、「仕事とプライベートとの両立ができているか」を尋ねると、「はい」が89.3%に。約9割の新入社員は、ワークライフバランスが取れていると予測できる結果となった。
仕事とプライベートの両立はできているか
入社時期から半年が経過する中で、2021年新入社員の「会社や仕事への満足度」は、比較的高い傾向にあることが判明した。残業時間の抑制によって仕事とプライベートを両立させやすく、またテレワークの浸透で場所に捉われない働き方が可能となった今、「多様な働き方が可能かどうか」というポイントは、企業を選ぶ際により重視されていきそうだ。