そこで今回は、日本初のSuccessFactorsパートナーとして、2010年より導入支援を行っているキャプラン社がウェビナーを開催。ゲストとして、これまで数々のグローバル企業にて人事責任者を歴任し、タレントマネジメントシステムの導入・運用に関わられてきた藤間氏と、パナソニックにて現在進行形でSuccessFactorsの活用を進めている萩原氏にご登場いただき、タレントマネジメントシステムのあるべき活用方法や課題解決のためのヒントなどを語っていただきました。
プロフィール
株式会社HR&B 代表取締役
人事実践科学会議副代表理事
藤間美樹氏パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
HRIS・PeopleAnalytics推進リーダー(本社人事COE)
萩原章義氏キャプラン株式会社 タレントマネジメント事業本部 HRDXフェロー
株式会社HRクロスラボ 代表取締役
People Trees合同会社 パートナー
礒一貴氏
【セッション1:藤間美樹氏】人的資本経営を推進するグローバルタレントマネージメントシステム
人材版伊藤レポートでは、人材戦略に求められるものとして、1.「経営戦略と人材戦略の連動」、2.「As is-To beギャップの定量把握」、3.「企業文化への定着」を挙げています。人は学び、経験し、行動変容して、多くの人が新しいことを習慣化させることで、初めて組織風土となっていきます。つまり人材戦略の実践の鍵は、タレントマネジメントにあるのです。では、人的資本経営において最も重要なことは何でしょうか。それはどこに投資するかということ。そしてその答えは、人と組織です。まず個人の能力を引き出す施策に投資することで、人的資本が蓄積され、一方でカルチャー・集団に投資することで、組織的な人的資本が蓄積されます。こうした中、タレントマネジメントには大きく5つの課題があります。1つ目は、人材育成計画が不十分である点です。人材育成は階層別研修と選抜研修の両方を実施し、研修体系は整っているものの、育成方針や育成目的が曖昧になっています。2つ目の課題は、経験に重きが置かれていない点です。皆さんも「7:2:1の法則(ロミンガの法則)」はご存知でしょう。人の育成における効果は、経験が7割を占め、薫陶は2割、研修は1割程度しかありません。しかし、日本の場合、研修に焦点を当てすぎており、経験、つまり育成のための配置、異動まで考えたタレントマネジメントが十分にできていないのです。
協力:株式会社パソナHRソリューション
この後、下記のトピックが続きます。
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●パナソニックにおける“SAP SuccessFactors”の活用について
●“SAP SuccessFactors”を選んだ決め手となったのは、柔軟性と使い勝手
●タレントマネジメントシステムで見える化するメリット
●価値観が多様化する昨今、個人に寄り添うマネジメントとは
●データの蓄積は早い内から始めなければならない
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