RPA活用の鍵は人事部にあり――ロボットを「使いこなせる」組織・人材づくりで働き方改革を実現

特別読み切り

RPAが今、働き方改革を実現するための実効的なテクノロジーとして経営者から注目を浴び、多くの企業が導入・活用してデジタルトランスフォーメーションに着手しています。その中には、全社レベルでのRPA活用に取り組む企業も現れています。
RPAとはロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)のことで、コンピューター上で行われる業務プロセスを、ロボットが人に代わって自動化する技術を言います。本稿では、RPA活用のために、人事部がどうするべきかを考えていきます。

経営層が注目するRPA、鍵を握るのは人事部

まずはRPAの導入事例をご紹介しましょう。大手生命保険会社では、現場の社員がRPAを使ってどのように仕事を変えるかを考えて変革し、優れた発想や功績を残した社員に対しては、社長自ら表彰を行っています。

また 大手精密機器会社では、「やりたいのは働き方改革ではなく、働き甲斐改革である」という社長の言葉を体現し、RPAが働きやすさだけでなく、働きがいを高めることに活用されています。この会社では、「従業員が幸せになることでお客様も幸せになることができる。そのためにはRPAを全社に導入して、社員が創造性のある楽しい仕事に集中する。これが事務の効率化、生産性の向上だけではなく会社の成長戦略である」という考えのもと、新入社員教育でもRPAが取り入れられています。

さらに、大手金融機関では、本社社員5,000人に一人一台ロボットを導入するプロジェクトが進行しており、社員一人ひとりが業務にロボットを活用することが始まっています。

UiPathでは、これまで国内外で多くのクライアントとRPAのプロジェクトを進めてきました。プロジェクトを推進していく中で、「ロボットを作るプロジェクトではなく、ロボットを使いこなす人を育てる、さらには“ロボットを使いこなせる人財を活用する組織”を作るものである」ということを実感しています。つまり、RPAを使い、デジタルトランスフォーメーションを実現するためには、組織・人財という観点で人事部の役割が鍵となります。

そこで、RPAによる“人財がど真ん中”のデジタルトランスフォーメーションにおいての人事部の役割について説明します。

著者プロフィール

UiPath株式会社 CEO 長谷川 康一 HR Transformationチーム

【会社概要】
米国に本社を持つRPAベンダー。日本法人は2017年2月に設立され、日本での導入は、金融機関、製造業、流通業や自治体など1,200社を超える。日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査 2019-2020 RPAソフト/サービス部門1位を獲得。
UiPath株式会社 公式サイト

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