今年の新入社員が仕事を通して求めること

■調査背景
2022年入社の新入社員はZ世代とも呼ばれ、物心ついたときからすでにデジタル技術が発達している社会で育ってきました。さらに今年の新入社員は新型コロナウイルス感染症の影響により、学生時代の後半はオンライン授業やZoomを用いたゼミなど、コミュニケーションの大部分をオンラインで行いました。社会では働き方改革やワークライフバランスといったプライベートと仕事のバランスを見直す動きもあり、転職や副業など、一つの会社にだけとどまらないキャリア形成を見聞きする機会も多くありました。そのような今年の新入社員は、仕事に対してどのような価値観をもっているのでしょうか。本アンケート結果が、組織づくりや新入社員育成に悩む経営層、人事担当者、さらには現場の管理職の方、OJT担当の方にとって有益な情報となれば幸いです。

■調査結果の概要
1. 将来会社で担いたい役割「リーダー志向」が過去最低値に
2. 6割強の新入社員が「安定した生活」を希望、社会貢献への意識も高まる
3. 今後やりたい仕事「楽しくてやりがいのある仕事」が7割、「安定的な給与」「自分のペース」も重視
4. 働き続けたい会社の条件は「人間関係が良い」が第1位、「高い給与・賞与」を望むも「仕事を通じた成長」は減少傾向
2022年度の新入社員《安定志向は過去最高 / リーダー志向は過去最低》