Visionalグループの株式会社ビズリーチは2021年12月1日、同社サービスに登録するヘッドハンターを対象に実施した「中途採用・転職支援に関するアンケート」の結果を発表した。調査期間は2021年10月13日〜19日で、ヘッドハンターとして採用に携わる人事担当者296名から回答を得た。これにより、ヘッドハンターから見た2022年3月末までの中途採用活動の見通しや、2021年の求職者の傾向などが明らかとなった。
「中途採用市場の活性化」を9割のヘッドハンターが予想。今後の採用に向け押さえるべき求職者のニーズとは

9割超のヘッドハンターが「2021年度末の中途採用活動は活性化する」と予想

新型コロナウイルスの影響を受け、中途採用市場の状況も変化しているが、2021年度末の中途採用活動について、ヘッドハンターはどのような見通しを持っているのだろうか。

はじめに同社は、「2022年1月〜3月末までの、企業の中途採用活動はどうなると思うか」を尋ねている。その結果、「活性化する」が37.5%、「どちらかといえば活性化する」が54.5%、「どちらかといえば鈍化する」が8%に。「活性化する」と「どちらかといえば活性化する」を合わせると92%となり、9割以上が「2022年3月末までの中途採用活動の活性化」を見込んでいることが明らかとなっている。
2022年1月〜3月の中途採用活動はどうなると思うか

2021年、求職者からの相談で最多だったのは「会社の将来が不安」

続いて同社が、「2021年に求職者から多く寄せられた相談」について3つまでの複数選択で尋ねると、「会社の将来に不安がある」が67.8%で最多に。以下、「より専門性の高い仕事をしたい」が39.9%、「より裁量権のある仕事がしたい」が36.2%などと続いた。2021年は、コロナ禍で先行き不透明な状況が続いていたことから、会社の将来に対する不安を相談する求職者が多かったことが見てとれる。

また、「より専門性の高い仕事をしたい」や「キャリアの棚卸しがしたい」といった回答もあったことから、個人のスキルを活かした働き方やキャリアの見つめ直しを考えている人も一定数いることがうかがえる。
2021年、求職者から多く寄せられた相談

7割以上が「2021年に在宅勤務を希望する求職者が増えた」と回答

「2021年に特に感じた転職者や求職者の傾向」については、「在宅勤務を希望する求職者が増えた」が73%で突出して多くなっている。以下、「副業に関する相談が増えた」が38.2%、「45歳以上の転職が増えた」が36.5%などと続いた。コロナ禍でリモートワークが普及したことにより、柔軟な働き方へのニーズが高まっていることがうかがえる。

同社が扱う求人においても、「勤務地を問わない求人」が2020年2月末〜2021年6月末までの間で13.2倍に増加したとのことで、即戦力人材を求める動きが全国で加速しているようだ。また、「転居不要」の転職事例の増加も見られ、同社は「ビジネスパーソンのキャリアの選択肢が、今後ますます多様化していく」と予測している。
2021年の転職者・求職者における傾向
コロナ禍においてテレワークやオンライン面接が定着し、ビジネスパーソンの転職活動に対する意識やニーズが変化していると考えられる。今後の中途採用活動について、「活性化する」と見込んでいるヘッドハンターが大半であることから、その時々の求職者のニーズに応えらえるような採用・雇用体制を整えておきたい。

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