2022年6月に“24卒生に向けたインターンシップ広報”が解禁となった。そこで、株式会社学情は、2022年6月10日、2024年3月卒業予定の大学生・大学院生に「インターンシップの参加意識」を尋ねた調査(調査時期:2022年6月3日~7日、回答数:455件)の結果を発表。最新の回答結果から、インターンシップ参加を学生がどのように位置づけているのかが分かった。
「24卒・夏のインターンシップ」は9割が参加を希望。約3割は「大学1・2年生」の早期から情報集めをスタート

ほぼ全員が「夏のインターンシップ」への参加意欲を示す

まず、同社が「夏のインターンシップへの参加を希望するか」について聞いたところ、「はい」と答えたのが97.4%だった。
夏のインターンシップへの参加希望はあるか

学生が“インターンシップ先企業”を選ぶ基準は?

次に、「インターンシップを選ぶ基準(理由)」を聞くと、トップは「志望業界であること」で、71.3%。以下、「インターンシップの内容が面白そう」が57.1%、「志望職種である」が45.8%と続くなど、興味のある業界・職種の理解を深めることを目的とする学生が多いようだ。他方で、「内定に直結する」(32.7%)、「選考での優遇がある」(32.3%)が3割以上の回答を集め、インターンシップが選考と連携しているケースもあることがうかがえる。

自由回答では、「社員との交流や職場体験を通して、企業の雰囲気を知りたい」や「就職活動につながるインターンシップに参加したい」などの声も寄せられた。
インターンシップを選ぶ基準

「仕事内容の理解を深め、就職活動を有利に進めたい」との声も

次に、同社が「インターンシップに求めること」を質問すると、「業界理解を深めたい」が88.9%で最も多かった。以下、「職種理解を深めたい」が77.4%、「就活ノウハウを得たい」が49.4%、「実際の仕事を体験したい」が47.2%で続いた。

自由回答では、「自分が活躍できる企業に就職するため、業界や職種への理解を深めたい」や「仕事内容の理解を深めることで、就職活動を有利に進めたい」などの声があがった。
インターンシップに求めること

3人に1人は「大学1・2年生」からインターンシップの情報収集を開始

最後に、「インターンシップの情報収集を開始した時期」について同社が尋ねた結果は、「大学3年生の4月~5月」が57.4%と過半数を占めた。他方で、「大学1年生」が4.2%、「大学2年生」が合わせて23.7%と、全体の約3割が、大学1・2年生の早期からインターンシップの情報収集を始めていることがわかった。
インターンシップの情報収集開始時期
調査結果から、24卒(予定)のほとんど全ての学生が夏のインターンシップへの参加を希望し、「業界や業種への理解を深めたい」という具体的な目的を持っていることがわかった。“大学1・2年生”の早い段階から情報収集を始めている学生もいることから、採用広報とは異なる情報発信のあり方を模索して、他社との差別化を図ってみてもいいのかもしれない。

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