BIGLOBE株式会社は2022年7月27日、同社が行った新型コロナ収束後の行動についての意識調査の中から、「働き方に対する意識変化」に関する結果を発表した。調査期間は2022年6月30日~7月1日で、全国の25歳以上59歳以下のビジネスパーソン523名から回答を得ている。これにより、新型コロナの流行収束後に起き得る、“飲み会への参加意向”や“仕事についての考え方”の変化などが明らかとなった。
コロナ禍で「社内コミュニケーション」や「仕事」に対する意識変化はあったのか? 約半数が「飲み会を断った経験あり」と回答

4割以上が“コロナ禍”を理由に飲み会などを断った経験あり

新型コロナの流行が続くなか、ビジネスパーソンは飲み会や社内イベントへの参加についてどのような意識を持っているのだろうか。まずBIGLOBEは、「コロナ禍を理由に飲み会や社内イベントを断った経験の有無」について質問している。すると、全体では「ある」が44.4%、「ない」が55.6%だった。

年代別に見ると、「ある」の回答率は25~29歳では38.9%、30代では41.7%、40代では43.1%、50代では51.7%となった。年代が上がるほど、飲み会などを断った経験のある人が多いことがうかがえる。
コロナ禍を理由に飲み会などを断った経験の有無
また、「断った経験がある」とした回答者に対し、「今後、出社が増えたとしても新型コロナを理由に飲み会や社内イベントを断ると思うか」を聞くと、全体では「そう思う/やや思う」の合計が79.3%となった。

回答を年代別に見ると、「そう思う/やや思う」の回答が一番多かったのは30代だった。
今後もコロナ禍を理由に飲み会などを断ると思うか

2割以上が、今後出社が増えた場合の「メンタルヘルスの不調」を懸念

次に、同社が「今後出社が増えた場合、起こりそうだと思うこと」を複数回答で尋ねた。回答のうち「あてはまるものはない」以外で回答率が高かったものを見てみると、「メンタルヘルスの不調」が23.9%で最多だった。以下、「飲み会や社内イベントの増加」が21%、「労働時間の増加」が18%という結果だった。
出社が増えた場合、起こりそうなこと

コロナ過での意識変化は「ワークライフバランス」が最多に

続いて、同社は「コロナ禍を機に、これからの仕事についての考え方に変化があったか」を質問している。すると、「あった」が9%、「ややあった」が17.8%で、合計26.8%が「変化があった」と感じていることがわかった。
コロナ禍で仕事への考え方に変化があったか
また、「変化があった」とした回答者に、「どのような意識の変化があったか」を7項目に分けて聞いたところ、「ワークライフバランス」については「重視するようになった」(「重視するようになった」と「やや重視するようになった」の合計)が88.6%で最多だった。以下、「業種や仕事内容」では同回答が84.3%、「在宅勤務など勤務体系」では82.8%、「給料」では78.6%と続いた。
コロナ禍で仕事への意識に変化があったか
本調査より、コロナ禍において飲み会や社内イベントなどを断ったことのある人や、今後も誘われた際に断ろうと考えている人がいることがわかった。仕事について、コロナ禍前と比べ重視するものに変化がある人もいることから、状況に応じた働き方や社内イベントの開催方針について、検討を重ねていきたい。

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