23卒生の7割が、企業に依存しない「キャリア形成」を意識。定着の鍵はキャリア形成支援にあり

株式会社ビズリーチは2021年11月4日、2023年に大学および大学院を卒業・修了予定者(以下、23卒生)に対して実施した「将来のキャリアに関する調査」の結果を発表した。調査期間は2021年10月11日〜14日で、計476名から回答を得た。これにより、23卒生のキャリア形成に関する意識などが明らかとなった。

主体的にスキルアップすることで企業に頼らないキャリア形成を意識

本格的な就職活動に備えて準備を進めている23卒生は、就職後の「キャリア形成」についてどのように考えているのだろうか。「将来のキャリアを考える際、企業に依存しないキャリア形成を意識しているか」との問に対し、回答は「強く意識している」が25%、「やや意識している」が46%だった。合算すると、7割以上が「企業に依存しない」スキルアップやキャリア形成を意識していた。
企業に依存しないキャリア形成を意識しているか

半数以上が、新卒で入社する会社を選ぶ際に将来の転職を視野に

「新卒で入社する会社を選ぶ際、将来のキャリアのために転職を視野に入れているか」について、「強く意識している」が17%、「やや意識している」は38%と、全体の半数以上が入社前から「転職」を意識していることが明らかとなった。

転職を意識する理由についてフリーコメントから、「不確実な社会であるため、会社に依存した人材よりも、汎用性のあるスキルを持ち市場価値を高めることが、持続的に働くために必要であると考えるから」、「連続スペシャリスト時代において1つの企業や分野にとどまるよりも、可能性を広げるために転職は必要だと考えるから」、「会社に雇われるのではなく、常に会社を選ぶことのできる、もしくは抜擢される人材になりたいから」などの声を紹介した。

一方で、「転職を意識していない」とした人のフリーコメントでは、「志望する企業に入社できたら、ジョブローテーションを通して、理想とする複数のキャリアプランのいずれかを達成できると考えているから」、「結果的に転職する可能性はあると思うが、現在の就職活動においては、ずっと働きたいと思えるような魅力的な会社を探しているから」、「同じ会社で勤務する中でスキルアップすることを考えているため」などの意見が挙がった。入社前から、自らのキャリアを具体的に考えるコメントが目立った。
将来のキャリアのため、転職を視野に入れているか
変化の激しい時代の学生たちは、これまで以上に主体的にキャリアを形成しようとする意識が強くなっているようだ。企業側も、中・長期的視点で能力開発に取り組めるような支援体制を構築するなど、「人材の定着」を意識した組織風土を目指す必要があるだろう。