理系院生の4分の3が「仕事内容への自身の専門性活用は重要」
仕事内容に自身の専門性を活用することの重要度について見てみると、「重要である」は25%、「やや重要である」が49%で、「重要である派」(「重要である」と「やや重要である」の合計)は74%と、4分の3の理系院生が仕事内容に自身の専門性を活用することを重視していることがうかがえます[図表1]。

理系院生の6割がダイレクトリクルーティングでスカウト受けた経験あり
従来型の就職ナビだけでなく、学生の登録情報を基に、企業が求める人材にオファー(スカウト)を発信していく逆求人型サイトの利用が、企業、学生ともに年々伸びています。理系院生での普及率を探るべく、ダイレクトリクルーティングツール等で企業からのスカウトを受けた経験の有無について確認してみたところ、6割が「ある」としていました。理系院生の早期獲得の場は、インターンシップだけでなくさまざまな手法で行われているとともに、理系院生の中で、ダイレクトリクルーティングツールを就職活動に利用する学生が多数派となっていることもうかがえます[図表3]。
1月時点で既に内定を得た理系院生は1割
理系院生の就職活動の状況として、調査時点で内定(内々定)が出た社数を聞いてみたところ、「0社」が88%と圧倒的で、「1社」が11%となっており、1割程度と少数派ではあるものの、年明け早々の時点で既に内定を得た学生がいることが分かります[図表4]。なお、図表ではいずれも1%未満のために表示されていませんが、「2社」「3社」「4社以上」と回答した学生がそれぞれ2~3人います。また、内定を持っている学生のうち29%と3割近くは、既に内定承諾をしているようです[図表5]。


