コラム・対談・講演録
日本の就活──新卒一括採用は「悪」なのか 常見 陽平(著)(岩波新書)
書籍・本 紹介/レビュー
<もし新卒一括採用がなかったら>
新卒一括採用は時代後れの“悪”なのか? 長年にわたり批判の的となってきた日本型雇用システム。その光と影を、就職活動と大学現場の両面から掘り下げた一冊が登場した。著者・常見陽平氏は、企業・大学・学生を知るキャリア研究の第一人者。また、官庁や自治体における『次世代の採用活動のあり方』を議論する各種委員も数多く務めている。
本書ではエントリーシート乱立や内定辞退問題、オワハラ、インターン早期化など、現代の就活を覆う課題を多角的に検証する。さらに、もし「新卒一括採用」が存在しなかったら何が起こるのか――失業率や人材育成、大学教育への影響までをデータと実例で描き出す。単なる制度批判を超え、就活に潜む社会構造の本質を問い直す一冊。学生、キャリア支援者、人事担当者、経営層にとって、未来の採用を考えるための必読書だ。
★こんな人におすすめ
・就活(しゅうかつ)の変遷やルールを体系立てて知りたい方
・早期化(インターンシップ、オープンカンパニー)を学生・就職支援の立場で捉えたい方
・これからの新卒採用のあり方を考えたい人事・経営者
【書籍基本情報】
書籍名:日本の就活──新卒一括採用は「悪」なのか
著者:常見 陽平
出版社:岩波書店
書籍発売日:2025年11月25日