コラム・対談・講演録
組織には「遊び」と「風通し」が必要(前編)
特別読み切り
企業の「社員研修」熱は高い。「新人研修」「管理職員研修」に加え、「メンタルヘルス研修」「パワハラ・セクハラ研修」「SNS研修」と、百花繚乱の様相を呈している。
研修の評価は難しいが、成果はどうなのだろうか? 能力開発研修の必要性は十分に認められるし、異を唱える者はいないだろう。しかし、組織の活性化という視点で考えた場合、研修のあり方を再検討してもよい時期に差し掛かっているのではないかと思う。あえて問題点を挙げるならば、「何を目的として研修を行い、到達点はどこで、どのような成果をもたらすべきなのか」といった「研修設計」がなされていないケースが多いのが1点。2点目は、個人の能力開発に重点を置き過ぎ、「組織開発」という最も大切な部分がなおざりにされているのではないかということだ。