コラム・対談・講演録
『個人と組織の心理的距離 距離をとる行動のバリエーションと影響』 大橋 重子 (著)(中央経済社)
書籍・本 紹介/レビュー
緩やかに変化しつつあった日本の働き方や企業のあり方は、コロナ禍を経て変化が加速した。従業員の価値観は多様化し、個人と組織の関係性も変容している。今回、大正大学准教授 大橋氏が上梓した本書は、個人の組織に対する「心理的距離」に注目。
組織の変化がその成員である“従業員”の心理や行動に変化を与えることは一般的だ。一方、そこまで大きな影響は受けていないように振る舞える人もいる。著者がそう気づくきっかけとなったのは、企業に勤務し、M&Aなど組織の変革時期に直面したときだったという。その後、特に「距離をとる行動」に焦点を当てた研究を開始、質的調査や定量分析を用いて多角的な検証を重ね、本書では、その特性や影響、規定要因などの研究成果が明らかにされている。
その内容は、企業人事担当者が現場で肌感と持つ知見:「従業員の心理や行動の理解」と照らし合わせることでより確かなものになるといえる。今後の人材マネジメントをより効果的なものにするための、貴重な裏付けを得られることだろう。
【こんな人にオススメ】
●企業の人事担当者・リーダー: 個人が働く上での心理的距離について学び、組織活性化に活かしたいと考える人
●キャリアを自律的に考え・将来に向けて行動したいと考えるビジネスパーソン
【書籍基本情報】
書籍名:個人と組織の心理的距離 距離をとる行動のバリエーションと影響
発売出版社:中央経済グループパブリッシング
書籍発売日:2024年11月28日