2017卒就活生に聞いた「印象に残った面接質問」「〜に例えると」は動物、色、野菜、食べ物も

2018卒採用活動中の企業が多いことと思うが、学生への面接でどのような質問をしたらよいかと考える機会もあることだろう。就活生にとっては、どういう質問が印象に残るのだろうか。

HR総研では昨年、「楽天みんなの就職活動日記」と共同で、2017年卒の就活生へアンケート調査を実施した。そのなかで、「印象に残った面接質問」を自由記述で記載してもらった。約1000件近くの「印象に残った質問」はどういうものだったのか、質問内容のグループごとに報告する。

「〜に例えると?」「〜で表すと」は印象に残った質問の最多群

最も多くの回答があったのは、「あなたを〜に例えると」や「〜で表すと」といった質問だ。
「あなたを動物に例えると?」「あなたを 野菜に例えると?」「色に例えると?」などが多く聞かれる質問だったという。ほかにも、太陽系、食べ物、鍋の具材、おでんの具、アニメのキャラクター、スーパーにおいてあるもの、すしネタや文房具、家電などもある。動物や色など、一般的なたとえでは、学生が就活本を丸暗記してきていることもあり、学生の個性を引き出せないということから、面接官は様々な工夫をこらしているようだ。

「〜で表すと」では、一言で、漢字1字で、四字熟語で、などがあった。

なかには、自社について例えてもらう質問もあったようだ。
「弊社のイメージを動物で例えると?」
「〇〇会社4社を動物に例えると?」

ちょっとユニークな、人物像を引き出す質問

「〜例えると」以外の、学生の人物像を引き出すユニークな質問は、以下のようなものがあった。

「世界中誰でもいいから取材してくださいと言われたら、誰を取材しますか。」
「今までで買ったものの中で良かったものはなんですか?」
「今まで体験した1番良くない経験をおもしろく話してください。」
「10年後の自分になりきって自己紹介をしてください。」
「あなたはボケですか、ツッコミですか?」
「自分を野球でいうと、ピッチャー、キャッチャー、審判、監督、どれに当てはまるか。」

学生の良さを引き出す質問も多い

昨今の売り手市場の傾向として、面接で学生に良い印象を与えたい、と考える企業が増えている。そんな企業側の思惑が質問にも反映されているようで、学生の良さを学生自らが引き出せるように、質問で仕向けることもある。

「あなたの長所をもとに開発されたロボットが大ヒット商品となりました。どのようなロボットですか。」
「周りが気づいていないあなたの長所はなんですか。」
「周りに知られていないあなたの一面は何ですか。」

ストレス耐性は直球で質問も

新卒採用において、ストレス耐性があるかは適性検査で調べることもできるが、面接でも確認しておきたいところだ。圧迫面接をせずに、ストレス耐性について本人の意識を聞く質問も見られた。

「ストレス解消の方法は?」
「ストレスを受けたとき、どのように発散しますか?」
「ストレス回避の方法は?」
「ストレス耐性はありますか?」
などだ。

上位大学生の印象に残っている本質、課題を問う質問

上位大の学生が挙げている印象に残る質問では、社会、企業、組織などに関する本質や課題を問うものがあった。

・文系
「仕事のできる社会人がもっていると考えられる要素を3つあげてください。」
「就職活動の本質ってなんだと思いますか。」
「組織の運営にとってもっとも重要だと思うことは?」
「あなたにとってダイバーシティとは何か。」
「あなたが今、日本の首相なら何に一番優先して取り組むべきだと思いますか。」
「大きい政府と小さい政府ではどちらがいいと思うか。」
「どうして将来に東南アジアにビジネスチャンスがあるのか。」
「グローバル企業とはなにか、その社長であれば何をするか。」

・理系
「10年後に世界はどうなっていると思うか。」
「自分がこの会社の経営者になったら、どうしますか。」
「20年後に周りから無くなっているの物は何だと思うか。」

【調査概要】

調査主体:HR総研(ProFuture株式会社)
調査協力:楽天「みんなの就職活動日記」
調査対象:2017年卒の大学生・大学院生
調査方法:webアンケート
調査期間:2016年6月22日〜6月29日
有効回答:982名(文系:589名,理系:393名)