ヤンマーホールディングス株式会社は2020年11月10日、ダイバーシティの取り組み強化に向けた新ポリシー「Diversity For YANMAR」を制定したと発表した。これにより、社員の多様性を活かし、挑戦または創造しながら、社会に新たな価値を提供していける組織作りを目指すという。
ヤンマーがダイバーシティへの取り組みを強化するため、新ポリシー「Diversity For YANMAR」を制定

新たなポリシーによりサスティナブルな社会の実現を目指す

昨今の日本企業では、「多様な人材が活躍できる風土」や「働き方の多様性を推進する制度」など、個々の能力を最大限に引き出すための考え方として、「Diversity(多様性)&Inclusion(融合)」がますます重要視されるようになってきた。これに沿って、ヤンマーでは社員が心豊かに働ける環境作りの実現を目指し、外国籍社員の活躍をサポートする取り組みを実施。国籍や文化、年齢、性別、ライフスタイルといった、さまざまなバックグラウンドからなる考え方や価値観を尊重してきた。

しかし、近年は社会におけるグローバル化や多様性の受容が加速しており、同社はダイバーシティの取り組みをより強化する必要があると判断した。さらに全社員が働きやすく活躍できる職場作りをしていくために、職場環境の整備や制度を拡充していくことを決定したという。

そこで、さらなる取り組みの強化を図るため、ダイバーシティ推進を経営戦略の一環と定め、同社の人事部直下にダイバーシティ推進グループを設置。また、ダイバーシティ推進に向けた新たなポリシーとして「Diversity For YANMAR」を制定した。すでに社員一人ひとりが働き方を選択できるよう、在宅勤務(テレワーク)やフレックス勤務制度の拡充を始めているという。

現在、働き方改革や新型コロナウイルス感染症拡大により働き方が多様化している。昨今はジェンダーフリーへの動きが見られるなど、今後はさらなる多様性が求められるといえるだろう。性別や文化、年齢の違いを互いに認め合える企業文化を作っていくことが、組織をより強化するポイントとなりそうだ。

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