株式会社Tenmaruは2022年3月10日、ビジネスシーンにおける「新人歓迎会」の現状を調べるべく実施した、「2021年の新人歓迎会の現況と意識調査」の結果を発表した。調査期間は2022年2月7日〜3月3日で、アンケートの対象者は「新人受け入れ」の経験がある約21,000人となる。これにより、2021年の新人歓迎会の実施状況や、2022年の開催意向などが明らかとなった。
2021年は6割近くの企業がコロナ禍で「新人歓迎会」を断念。2022年の実施意向はどうだったか?

約4割の企業が「2021年に新人歓迎会を実施」。そのうち8割以上が参加

2022年度が始まった現在も、新型コロナウイルス感染症の流行が続いている。同様にコロナ禍であった2021年の新人歓迎会の実施状況は、どのようになっていたのだろうか。

はじめにTenmaruは、「2021年の新人歓迎会の有無」を質問している。その結果、「あった」が41.4%、「なかった」が58.6%となり、2021年に新人歓迎会を実施しなかった企業は過半数を占めた。一方で、「実施された」と回答した人のうち、83.3%が新人歓迎会に参加していたことも明らかになっている。
2021年の新人歓迎会の有無

2021年の新人歓迎会の開催時期は「4月」、スタイルは「飲食・飲み会」がトップに

次に、同社が「2021年に新人歓迎会が実施された」とした回答者に対し、「実施時期」を尋ねると、「4月」が47.1%で最多だった。以下、「新人が入るたびに」が35.3%、「5月」と「8月」、「秋の落ち着いてきたときに」が同率で5.9%という結果だった。企業によっては新人が入社するたびに歓迎会が催されているケースもあるようだが、多くは4月に集中していた。
2021年の新人歓迎会の実施時期
また、「開催スタイル」についての質問では、「飲食・飲み会」が83.3%で最も多かった。以下、「その他」が11.1%、「式典」が5.6%と続いた。「その他」のケースには、「研修と歓迎会を兼ねたようなイベント」や「顧客への“お披露目会”を兼ねていた」という回答があったという。

あわせて、歓迎会でのコンテンツについて同社が聞くと、「自己紹介」や「歓談」などが多く、「オンラインで実施した」という人からは「少人数のチームに分かれて対話した」という声もあがったという。
2021年の新人歓迎会の開催スタイル

2022年の新人歓迎会の開催意向は

次に、同社は「2022年、新人歓迎会を行いたいと思うか」を質問している。すると、「行いたい」が60.7%、「行ってもよい」が32.1%となり、9割以上が開催することに意欲を示した。

また、「開催される場合に参加したいか」を聞くと、「参加したい」や「参加してもよい」との回答が多数を占めたという。「開催したい理由」の自由回答からは、「新人と親睦を深めたい」や「仕事で直接関わることが少ない人と知り合える機会を作りたい」、「リモート勤務で他の社員と顔を合わせることが少なく、お互いに知り合う機会がほしい」などのコメントが寄せられた。
2022年、新人歓迎会を実施したいと思うか

新人歓迎会を実施する目的は「メンバーの親睦を深めるため」が最多

最後に、同社が「新人歓迎会を行う目的」について尋ねると、「メンバーの親睦を深めるため」が27.6%で最も多かった。以下、「新人の緊張をほぐすため」が23%、「新人に早く組織に馴染んでもらうため」と「メンバーのことを知るため」がともに20.7%と続いている。

また、「歓迎会の実施やあり方を見直したい」という人からは、「新人が望まないのであれば行いたくない」や「おかしな上下関係が生まれ、人間関係がギクシャクする要因になるのではないかと思うことがある」、「若年層の意見を取り入れて新しい歓迎会のスタイルを模索したい」といった声が聞かれたという。

同社は、「従来の“宴会”という方法に固執することなく、新人自身の気持ちに配慮し、チームビルディングにつながる形で迎え入れることで、組織のパフォーマンスをさらに向上したいと考えている人が一定数いる」と推察している。
新人歓迎会を実施する目的
本調査から、2021年の新人歓迎会を行った企業の多くは、年度初めの4月に「飲食・飲み会」というスタイルで実施していたことがわかった。歓迎会は、組織に新人が馴染み、共に働くモチベーションを高めていくためにも有効だと考えられているようだ。