三菱UFJ信託銀行株式会社(以下、三菱UFJ信託銀行)は7月19日、「DX推進」を目的に、株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース・ドットコム)が提供するCRM(顧客関係管理)プラットフォーム「Salesforce Platform」を導入した。これにより、「リモートワーク(テレワーク)体制の確立」や「全社ペーパーレス化」などを実現した働き方を目指す考えだ。

CRMプラットフォームの活用により「DX推進」を強化

現在、各社員が抱える業務およびライフスタイルに応じて、柔軟な対応ができる就業体制の構築が企業の課題となっている。一方で、「紙書類への対応」や「ハンコ文化」などにより、出社が前提となる働き方から脱却できないという企業は多い。これまで三菱UFJ信託銀行も、「紙書類を使用した業務」や「煩雑な承認ワークフロー」などが原因で、生産性の高いリモートワーク体制の実現を阻害していた。そういった課題を解消し、社員一人ひとりが創造性を発揮できる柔軟な働き方を目指すため、「Salesforce Platform」の導入を決定したという。

本導入により、モバイルデバイスを活用した承認・申請を含む業務プロセスの標準化、社内申請業務のペーパ―レス化などを実現、社員15,000人がリモートワーク環境で利用できる新たなワークフロー基盤が完成した。同時に、日本版SOX法(内部統制報告制度)にも対応した強固なセキュリティ基盤も確立したという。

今後は、さらなる業務のペーパーレス化および顧客手続きのオンライン化を推進するとともに、同システムに旧ワークフロー基盤を集約し、全社でのコスト削減とユーザー利便性向上を目指していく考えだ。

また、同サービスと連携した社員向け学習プラットフォーム「myTrailhead」の導入も予定しており、リモートワーク下での学習による利便性・生産性向上および、各社員の履修状況の「可視化」と「分析」を通じた人材育成の強化も進めていきたいという。

クラウドを活用したリモートワーク体制の確立により、社員それぞれの働き方に対し、柔軟に対応ができる可能性が高まるだろう。今後、各企業でDXがより強化されそうだ。