やはり多いのはサイレントへの悲痛な叫び

最後は、「採用する企業側に改善してほしいと感じたこと」です。前述の「志望度が下がったエピソード」と相通じる部分が少なくありません。自社でもこのような対応をしていないか、今一度確認してみてください。

最も多かったのは「サイレント」に関するもの。期限が区切られないサイレントへの戸惑いや怒りが伝わってきます。

・本気でサイレントをやめてほしい。あと結果が遅すぎるのも本当にやめてほしい。気が気じゃない時間が多すぎて、辛抱強く待って落とされたときの気持ちをもっと考えてほしい。だから就活で鬱になる人が増える(文系・上位私立大)
・いわゆるサイレントお祈りはやめてほしい。こちらも時間を割いてESを書いているのに、メールを送ることすら惜しむのは意味が分からない。ラブレターを書いたのに破り捨てられ放置されているのと同じ(文系・上位私立大)
・次の選考に進める場合はもちろんだが、選考に落ちてしまっている場合でもなるべく早く連絡をしてほしいと感じた。明らかに連絡ができるのに後回しにされていると感じた企業が何社かあった(文系・上位私立大)
・サイレントお祈りやめてほしい。一言不合格とだけでも伝えてほしい。周りから情報も得にくい中、「落ちた」「落ちてない」の判断を自分でしないといけないのは大変だし、つらかった。次の選考までの連絡がすごく空くのも困った。フローも不透明なため、不安が募るばかりだった(文系・旧帝大クラス)
・面接結果は合否にかかわらず連絡してほしい (俗に言うサイレントお祈りをしないでほしい) 。特に最終面接後において、補欠枠として企業側がキープしているのであれば、「補欠」と連絡してほしい(理系・旧帝大クラス)
・合格と不合格の連絡を時差で出す、または不合格の人にはメールを送らないのはなぜなのかが本当に分からないです。就活生の立場から見ると信頼を失いかねません。特にメーカーは買う気が減退します。合格・不合格共に連絡するのが基本だと思います(文系・早慶大クラス)

選考フローを明確にしてほしいという声も目立ちます。

・内定を知らせる期間が1カ月近い会社があり、補欠要員のためなのかもしれないが待っている身としては気が気でないので落ちているなら早く知らせてほしい。精神的にかなりしんどい(文系・上位私立大)
・選考フローが不明確なことが多かったので、選考フローを明確に提示していただきたい。また、面接後1カ月以上連絡がなかった企業から突如選考通過の連絡がくることがあったため、選考通過連絡の期間の区切りをつけていただきたいと感じた(文系・上位私立大)
・それぞれの面接の予定日程を教えてほしかった。面接通過の連絡と同時に次選考の案内があり、メールが来た3日後のその日しか面接日が選べないというようなことがあったので、急に予定を合わせるのが大変だった(文系・上位私立大)
・次回選考の日程が1日しかないのに直前に連絡されること(理系・旧帝大クラス)
・選考フローの透明化をしてほしい。突然内定を出されてオワハラを受けるとこちらとしても困る(理系・旧帝大クラス)

非通知電話の使用は慎重に

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