人材難のこの時代を勝ち抜くため、企業は人事データを最大限に活用し、マーケティング視点による人事戦略を行うことが求められている。人事データを「人材データ」に進化させる「科学的」人事戦略とは?
それをサポートするタレントマネジメントシステム「タレントパレット」の概要を交えながら、株式会社プラスアルファ・コンサルティング 取締役副社長でありタレントパレット事業部長も兼務されている鈴村賢治氏にお話しいただいた。

講師

  • 鈴村 賢治 氏

    鈴村 賢治 氏

    株式会社プラスアルファ・コンサルティング 取締役副社長
    タレントパレット事業部 事業部長

    中央大学理工学部卒業後、株式会社野村総合研究所に入社。 システムエンジニアとしてCRM システムや情報システムの開発経験などを経て、テキストマイニング事業に営業・マーケティング責任者として参画。2007年、プラスアルファ・コンサルティングに入社、取締役副社長に就任。国内・海外でのテキストマイニング活用、 データマイニングを活用したCRM/ マーケティングオートメーション事業の推進、社員のパフォーマンスを最大化するためのタレントマネジメントの普及活動や科学的人事実践の手法開発など、データを“見える化" することによる新しいビジネスの創造に向け、日々全国・世界を駆け巡っている。

先進企業が実践する「科学的」人事戦略

人事データを管理するだけでなく、活用する時代へ

先進企業が実践する「科学的」人事戦略
人材難のこの時代、多くの業界・業種で変革が求められていますが、その中のひとつに「いかにして新規事業を立ち上げるか」という課題があります。

その前段階として、例えば「技術をどうシフトしていくのか」「ビジネスモデルをどうシフトしていくのか」といった問題が浮かび上がってくるわけですが、これらはすべて「会社がどのように変わっていくか」あるいは「働く個々人のスキルをどう変えていくか」と同義です。

しかしながら、多くの企業に「〇〇のスキルを持った社員さんは何名いますか?」とヒヤリングしてみると、ほとんどの人事担当の方は即答できません。それは、人事データを「管理」しているだけで「活用」できていないからです。会社が変わっていくためには、人事データを「見える化」し、方向性を練ることが必須となります。

人事に初めてマーケティング視点を取り入れた「タレントパレット」

まずは「働き方改革・健康経営・人材難時代を勝ち抜くための科学的人事戦略」についてお話しいたします。
私は大学卒業後、株式会社野村総合研究所でシステムエンジニアとしてCRM システムや情報システムの開発を担当したのち、テキストマイニング事業の営業・マーケティング責任者としてビッグデータの活用を担当しました。
そこで身につけたデータ活用のスキルを活かし、2007 年にプラスアルファ・コンサルティングを立ち上げたわけですが、弊社ではあらゆるビッグデータを「見える化」するクラウド型マーケティングツールを自社開発。これまで2,500 社に導入いただき、様々な業界・業種の企業のCS 向上を支援してきました。

顧客を理解するためにIT を駆使して成果を上げるマーケティング分野は、ここ数年で飛躍的に進化しました。多くの企業が顧客のビッグデータを持ち、その分析のためデータを活用しています。
しかしこの「顧客」を「社員」に置き換えてみると、ほとんどの企業が「Excel レベル」の管理しかできていないというのが現状です。今の時代にExcelを使ってデータ分析を行うマーケッターはまずいません。人事データを「管理」しているだけで「活用」できていない、と先ほどお話ししたのはそういう意味です。

このような経緯から生まれたのがタレントパレットです。
人事の世界に初めてマーケティング視点を取り入れたタレントマネジメントシステムであり、従来の「属人的人事」から「科学的人事」へのシフトチェンジを促すものです。攻めの人事戦略実践に向けて、今こそすべての企業がマーケティング的な思考を取り入れるべきであると私たちは考えています。

データ管理ではなく「データ活用」。
活用するデータは人事データではなく「人材データ」。
前時代的な人事から進化するため、人事担当の皆さんにもクリエイティブな意識が求められる時が来ていると思います。


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