4年間を通じたキャリア支援

次に、学部との連携についてです。本学のキャリア支援の特徴は、4年間に渡って、キャリアセンターと学部が有機的に連携し、ダブルサポートで実施されていることです。
 
キャリアセンターでは就職ガイダンスや様々なプログラムを実施するほか、就職関連情報の公開、個人相談などのサポートを実施します。学部ではそれぞれの特徴を生かして独自のOBOG懇談会や業界研究など、正課と正課外の多様なキャリア支援を行っています。学内には、いくつかのキャリア関連会議や教職員間のオフィシャルな情報交換ルートがあり、キャリアセンターと学部は密接に連携しあい、たとえば留学生、しょうがい学生、地方出身の学生など、様々なタイプの学生支援をさらに充実させようとしています。

学年の早い段階から参加できる、いくつか取り組みを具体的にご紹介します。

「スタディツアー」は1・2年生限定で秋休みの11月に実施されるプログラムです。学生が企業を訪問して、職場見学や社員の方々との交流、ビジネスゲームを行います。低学年時のうちに社会との接点を持ち、会社や仕事、社会人の思考などについての理解を深めることが目的です。
第1回 立教大学:「キャリアの立教」キリスト教に基づく教育理念を守りつつ、的確に時代変化を先取り
「社会を知る講座」は全学年を対象として年複数回実施されるプログラムです。毎年度、社会動向を見ながら鮮度の高いテーマを選択し、専門家による社会動向や業界構造の解説、実務担当者によるパネルディスカッションを実施します。今年度は5月に「データドリブン社会の到来」、6月に「デジタル化する広告業界」、7月に「沸騰するインバウンド・ビジネス」と「AIによるモビリティ革命」を開催しました。
第1回 立教大学:「キャリアの立教」キリスト教に基づく教育理念を守りつつ、的確に時代変化を先取り

就業体験重視の立教型インターンシップ

インターンシップも本大学が重視するキャリア支援プログラムです。

夏休み期間に、5日間以上を原則として企業・行政・団体と連携する「立教型インターンシップ」を実施しています。2018年度は東京海上日動、三井住友銀行、日本IBMなど96社に学生を受け入れていただきました。

本学と企業・団体で話し合いながら実習内容・人数等を決定。事前・事後には大学側で1日ずつの研修、日報や報告書の提出を課すなど、学生が大学での学びと働くことの関連性を理解し、広く深くキャリアを考える機会を提供することが目的です。

近年、採用直結型の1dayインターンシップが増えていますが、私たちはそれらをインターンシップと考えていません。インターンシップの核は「就業体験」であり、単なる説明会はインターンシップではないからです。

立教型インターンシップは、本学の教育方針に深く賛同いただいている企業・団体と密にコミュニケーションを取りながら作り上げています。結果、学生からの評価は非常に高いものとなっております。

キャリアセンターへの来校から関係構築がはじまる

第1回 立教大学:「キャリアの立教」キリスト教に基づく教育理念を守りつつ、的確に時代変化を先取り
私たちは、今後も企業との関係をさらに強化していきたいと考えています。実際、2018年度は1,404社にご来校いただき、577社に学内企業説明会へ参加していただきました。

立教大学の学生を採用していただける企業様は、まずキャリアセンターに足を運んでいただければと思います。そして、飾らずに話を聞かせてください。事業内容、求める人物像、雇用条件、職場の雰囲気などはもちろん、社内のちょっとしたエピソードや今後改善していきたい課題点でも構いません。キャリアセンターのスタッフに、いろいろなお話をしていただければと思います。Webや情報誌などで情報が氾濫する現状にあって、企業から直接お伺いするお話しこそ、信頼に足る貴重なものです。各種プログラムや個人相談などの際に、私どもから直接学生たちに伝えることができます。それが就職でのミスマッチを防ぎ、同時に学生一人ひとりのキャリア形成を手助けすることになります。

冒頭述べたとおり、学生は新しい時代を創造する担い手であり、社会の大切な資産であります。企業にも長い目で若者を育てていただく視点を持ち続けていただきたいと願っています。私たちはそうしたビジョンを共有していただける多くの企業と手を取り合っていきたいと考えています。
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