限りなく実際の業務に近いインターン

コンサルタントとして企業課題の解決に挑むインターン
─ インターンはどのような内容でしょうか?

毛利:5人1チームになってもらい、5日間かけて1つのテーマに取り組んでいただきます。最後には自分たちなりの結論を出していただいて、最終日に、想定クライアントになりきった部長を含む現場社員にプレゼンテーションを行っていただきます。

吉竹:限りなく実際の業務に近い内容にするという点を重視していまして、テーマ自体も、現場の受け入れチームで考えていますし、実際に有り得そうなテーマを選定しています。5日間の中で、毎日毎日学生だけでなく、現場社員ともディスカッションをしながら、一つの結論を作り上げていくというイメージですね。

─ では、5人1チームになって、それぞれの現場の部門に配属されるわけですね。

毛利:そうですね。実際に配属されるわけではないですが、そういった状況を模擬しています。

吉竹:先程の選考に現場社員が関わるというプロセスは、ここに繋がっています。
インターンの選考では現場社員が出てくるのですが、端的に言うと、学生と一緒に議論してみたいか、働いてみたいか、という視点で評価を行っています。

─ 先ほど少しお話しいただきましたが、インターン内では受け入れチームの皆さんはどのように学生と接していらっしゃいますか。就活会議に寄せられた口コミを見ると、社員の方からのフィードバックやフォローが毎日のようにあると記載がありました。

毛利:毎日1時間、定例という形でフィードバックの時間を設けています。ただ、それだけでなく、みんな学生のことが気になるので、結局常に誰かしら学生を見ているような状態になっていますね(笑)。

吉竹:隙間時間があればのぞきに行って、学生とディスカッションするという感じです。多分、みんなお節介なんだと思います(笑)。
それに中には厳しい指摘をすることもあります。「結局、何が言いたいの?これで伝わると思ってる?」とか(笑)。
私自身、学生時代に参加した弊社のインターンで、1日かけて考えたことを全部ひっくり返されたりもしました。でも、フィードバックは非常に的を射ていました。

─ 学生にとっては贅沢な時間ですね。
一方で受け入れる部門の方々にとっては、かなり負担が大きいですよね。でも、積極的に関わってくださっている。各社現場を巻き込むことに苦労しているとよく伺うのですが、何か秘訣はありますか?


毛利:この1年、2年で始めたインターンではないということもあると思います。10年以上、継続して実施させていただいている中で、自然と染みついてきた部分もあります。あと吉竹もそうですが、インターンを経て入社してきている社員も随分増えています。「今度は自分が」という想いもあるのではないかと思います。

─ 文化ですね。今回のAwardで、学生からの評価が非常に高い企業のお話を何社か伺ったのですが、どの企業も文化としてインターンが根付いていました。
ちょっとお話は変わるのですが、インターンで学生に提供するデータはどうやって準備していますか? 弊社も業務体験型のインターンを実施しているのですが、実際現場で扱っているものに限りなく近いデータを提供しない限り、リアルな体験にはなりえないと感じていて。アウトプットもフィードバックも抽象化するというか。
御社は非常に大きなテーマを取り扱う仕事だと思うので、リアルなワークを実現するデータの準備が難しいのではないかと感じました。


毛利:弊社のインターンでは、現場のコンサルタントが収集・整理したデータや資料を事前に用意し学生に提供しています。
情報のリサーチからではなく、必要な情報はさっさとインプットしてもらって、クライアントに提案すべき内容の検討に一生懸命時間を費やしてもらっています。

─ やっぱりそのものに近いデータを出しているんですね。もはや、資料見るだけでも勉強になりそうですね。

毛利:たしかにコンサルタントがつくった資料って、そうそう見られる機会はないですからね。

─ 今回のAwardで御社のサマーインターンは総合評価で1位でした。これまでお話しいただいたこと以外で、学生の満足度が上がる工夫はされていますか?

毛利:細かいところで言うと、ちゃんと日当が出ます(笑)。遠方から来る人に宿泊費が出るので、バイト休んでも大丈夫だよってお伝えします(笑)。
あとは真剣に選考させていただいているので、選考自体のフィードバックも行います。インターンの選考過程で落ちてしまった方でも、「グループディスカッションやグループ面接ってこんな感じなんだ」ということを掴んでいただいているのではないかと思います。

吉竹:工夫と呼べるかわかりませんが、社員との懇親の機会が非常に多いです。受け入れ部署のメンバーが次々遊びにきますし、他部署の社員も受け入れチームがどんどん連れてきます。社員との昼食会も毎日実施していて、受け入れ部署以外の若手が来ることもあれば、結構なベテランが来ることもあります。インターンが終わった後は懇親会もあります。懇親会にもいろんな社員を招きますので、社内の雰囲気はかなり掴んでもらえると思います。
あとは、私が学生のときにインターンに参加して感じたことなのですが、学生に対して真剣にぶつかってくれるんですよ。ディスカッション中でも、本気で駄目出ししてくるし、終わった後のフィードバックも相当本気です(笑)。
私の場合、担当してもらったグループマネージャーからフィードバックをもらいましたが、「まず、お前は甘い。全然分かっとらん」みたいに最初に言われて。正直初めは怖いなって思いましたが、それだけ真剣に向き合ってくれていることに気が付いて。そんな誰を相手にしても徹底的に議論し尽くす姿勢に魅力を感じました。

毛利:実際、相当疲れるらしいね(笑)。

吉竹:最終日、泣きそうでしたから(笑)。

─ (笑)実際にインターンを運営するにあたって、一番苦労されている点はどのようなところでしょうか?

毛利:やっぱりテーマ設定のところはかなり気を使います。というのも、難し過ぎては解けないし、易しすぎると面白くないし、リアリティーも失われる。弊社の場合、平均3カ月をかけて行うようなプロジェクトの内容を、擬似的とはいえ5日間でやり切らないといけないので、グループマネージャーとかなり密にコミュニケーションを取りながら内容を詰めています。

─ 準備が甘いとアウトプットが出せないチームが出てしまうこともありますもんね(笑)。

吉竹:私が現場にいたとき、受け入れチームとして学生を受け入れたこともあったのですが、「本当に5日間でこの内容を議論し尽くせるのか」というところを、受け入れチーム側の社員同士でかなり議論しました。私たちがワークをしたら、きっとこういう手順で考えるよねということをざっと書き出したりしながら。
本当にこれで期限内に収まるのか、収まらないのか。コンサルタントの楽しさって伝わるのか、伝わらないのか。そんなことを受け入れチームの中でも議論したりしていますね。

─ やっぱり自分たちで一回課題を解きますよね(笑)。

吉竹:解きます(笑)。

─ インターン参加者は、入社後のミスマッチがかなり少なそうですよね。リアルさを追求した業務体験型のインターンに参加して魅力を感じて御社に入社しているわけですし。

毛利:はい、そうだと思います。インターンに参加できなかった内定者に対しても、1Dayジョブの機会を設ける試みも始めています。弊社の業務への理解を深めていただき、ギャップを少なくした状態で、入社していただきたいと考えています。

─ これから20卒採用が始まるかと思いますが、19卒採用と比較して変更点はありますか?

毛利:いまのところ大枠は変わらないと思いますが、インターンのテーマに関しては、時流にあわせ、「デジタル」「アナリティクス」というキーワードにかかわるテーマも盛り込んでいければと考えています。

吉竹:デジタルマーケティング関連ですね。例えばIoTなんかも含まれます。こういった先端技術を活用して、新規ビジネスを作っていくといったところですね。

学生へのメッセージ

この記事にリアクションをお願いします!