採用活動時期については後悔していない採用活動終了企業

 次に、採用活動終了企業のコメントを見てみます。
・研究職について内定出しは6月1日以降を遵守したが、他企業の内定出しのタイミングはもっと早かったので、競い負けたと感じている。来年度は5月下旬内定出しを目指す(1001名以上、メーカー)
・インターンシップが想定よりも効果を上げており、もっと受け入れ数を増やせればよかった(1001名以上、メーカー)
・もう少し採用対象とする母集団を広げたいと思った(1001名以上、メーカー)
・他社の動きをよく把握し、柔軟に採用計画を変更する(1001名以上、メーカー)
・説明会および選考において高い歩留まり率を確保することができたが、母集団形成としてはさらに適性ある学生の確保に努めることが重要であるとの認識を持った(1001名以上、情報・通信)
・内定者フォローを早めに始めればよかった(内定後すぐに)(1001名以上、情報・通信)
・早期に接触する人数を増やすことができればよかったと思う。選考スケジュールがタイトになり、選考できる学生数より受験希望の学生数が多くなり、結果的に待たせてしまった(1001名以上、情報・通信)
・3~4月に応募が殺到したので、選考日程にもう少し余裕を持たせたほうがよかった(1001名以上、情報・通信)
・内定出し後の関係強化(1001名以上、運輸・倉庫)
・外国籍の採用、女性の比率向上、面接の効率化、省力化(301~1000名、サービス)
・内定辞退率をもっと高く設定すべきであった(301~1000名、サービス)
・選考スケジュールが短く、学生が企業研究を十分に行う時間がないため、弊社のようなBtoB企業は学生から発見される頻度が下がる傾向にあり、母集団形成に苦戦した。特に1クール目の母集団確保が最重要課題であり、その点によりフォーカスを当てた取り組みにさらに注力する必要があったと感じた(301~1000名、メーカー)
・インターンシップの活用と学校訪問の増加(301~1000名、メーカー)
・ホームページの改善、採用パンフレットの作成、会社紹介ムービーの作成(301~1000名、メーカー)
・女性活躍推進法を踏まえ、女性に対するアプローチの仕方、対象校の選定、女性社員の活用を、もっと検討し実施すべきであった(301~1000名、情報・通信)
・二次面接に進んだ学生等の囲い込み。当社のアピールを説明すること等、途中段階での施策が足りなかった(301~1000名、情報・通信)
・個別に大学(キャリアセンター、担当職員、大学生)との個別接触をもっと深めればよかった(301~1000名、商社・流通)
・早期活動の重要性を再認識した(300名以下、サービス)
・複数内定保有者へのフォロー。クロージングの詰めの甘さにより、他社に採られてしまった(300名以下、メーカー)
・志望度を最後まで見極めることができなかったので、2018採用では学生との面談時間を増やそうと考えています(300名以下、メーカー)
・学生の業界研究不足が目立ったので、会社説明会のカリキュラムに業界事情を追加すればよかった(300名以下、情報・通信)
・3月以前から業界について知ることのできるイベントを多く行えばよかった(300名以下、エネルギー)
・辞退防止に向けた接触回数のアップ(300名以下、運輸・倉庫)
・もっと早く内定を出し、クロージングとフォローに注力すべきだった(300名以下、マスコミ・コンサル)

 採用活動を終了している企業では、採用活動時期に関する反省を挙げる企業はほとんどなく、選考時のクロージングや内定者フォローなどを挙げる企業の割合が多くなっています。また、企業規模による差異もあまり見られないようです。

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