
「大学生活に満足」とした25卒生は8割に迫る
新卒の採用面接では、学生の性格やスキルを知るための判断材料として、企業が学生に対して「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)を尋ねることが定着している。学生時代に新型コロナの影響を受けた25卒生は、学生生活をどのように捉えているのだろうか。はじめに学情は、25卒生に対して「大学生活に満足しているか」を尋ねた。すると、「満足している」との回答は79.4%(満足している:40.2%、どちらかと言うと満足している:39.2%の計)で8割に迫った。
この結果について、同社が24卒生を対象に実施した昨年同時期の調査と比較すると、「満足」とした割合は8.7ポイント増加したとのことだ。また、「満足」とした人の自由回答には、「授業、サークル、アルバイトと様々なコミュニティができた」、「高校生のときから興味のあった分野を学ぶことができ、授業が充実している」、「入学当初はオンライン授業も多かったが、キャンパスに通えるようになり友だちができた」といった声が寄せられたという。

大学生活で力を入れていることは「大学の授業」、「アルバイト」が上位に
続いて、同社が「大学生活で力を入れていること」を複数回答で聞いたところ、「大学の授業」(46.1%)が最も多かった。以下、「アルバイト」(41.8%)、「部活・サークル」(30.4%)、「ゼミ・研究室」(30.1%)と続いた。
今年度取り組みたいことは「就職活動準備」が最多。次いで「ゼミ・研究室」、「大学の授業」
最後に同社は、「今年度、今の学年で特に力を入れて取り組みたいこと」を複数回答で尋ねた。すると、「就職活動準備」(43.1%)が最多で、以下、「ゼミ・研究室」(39.2%)、「大学の授業」(36.6%)、「資格取得のための勉強」(31.4%)と続いた。