
7割が「テレワークで体を動かす時間が減少した」と答える
新型コロナウイルス感染症対策や働き方改革で定着したテレワーク勤務により、従業員の健康面にはどのような影響が出ているのだろうか。はじめに、「体を動かす時間は出社時と比べてどのようになったか」を尋ねた。その結果、「かなり減った」が41.8%、「減った」が29.1%となり、合計70.9%がテレワーク勤務で体を動かす時間が減っていることがわかった。
「肩・首のこり」や「肥満」といったからだの不調だけでなく、精神的な落ち込みを訴える声も
続いて、「かなり減った」または「減った」という人に、「体を動かす時間が減ったことで生じた影響」を聞くと、最も多かったのは「肩こり、首のこり」で55.1%、以下「肥満」(48.7%)、「眠気が多い」(30.8%)と続いた。さらに、自由回答では「疲れやすくなった」や「ストレスがたまる」など、精神的な影響を感じている声も挙がった。
テレワークで「会話や雑談の時間が減少した」と回答した割合は?
また、テレワーク下のコミュニケーションにおいて「出社時と比べ、会話や雑談時間が変化したか」と尋ねると、「かなり減った」が35.4%、「減った」が35.5%となり、合計で7割以上が「コミュニケーション機会が減った」と感じていることが判明した。
会話や雑談の減少で生じた影響は「ちょっとした不安」や「孤立感が増えた」など
会話や雑談が「かなり減った」、「減った」と回答した人に、「そのことでどういった影響が生じているか」を尋ねた。上位にあがったのは、「ちょっとした不安(を感じる)」が39.7%、「孤立感が増えた」が37.2%、「寂しさが増えた」が25.6%という結果だった。自由回答では、「人間関係の薄れ」や「仲間意識が減る」という声もあった。
「健康増進プログラムを利用してみたい」という人は6割に及ぶ
最後に、「運動不足やコミュニケーション不足を解決するオンライン健康増進プログラムを利用したいか」と聞くと、「かなりそう思う」が20.9%、「そう思う」が40%と、合計6割以上が意欲的な意向を示した。