業界初、通年採用対応型の新卒採用サイトがオープン。転換期を迎える採用手法をけん引

株式会社学情は、通年採用対応型の新卒採用サイト「あさがくナビ2021」を2020年3月にオープンすると発表した。これまでの一括採用から通年採用へと採用手法の変化に注目が高まる中、海外や外資系企業ではスタンダードな「職種別採用」を可能にするという。これにより、自社の業務に適性のある人材をピンポイントで採用したい企業と、経験やスキルを活かせる仕事を探したい新卒学生とのマッチングを支援するとしている。

新卒一括採用から「通年採用」へ移行

経団連と大学側が通年採用への移行について合意したことにより、新卒学生の就職活動と企業の採用マーケットは多様な変化を見せている。これを背景に、配属先や職種を定めない「総合職採用」から、仕事内容や活かせるスキル、専門性、キャリアパスを明確にした「職種別採用」へと、採用手法が転換期を迎えている。「職種別採用」の導入は、「新卒入社後3年以内の離職者が35%以上存在する」「採用目標が達成できない」など、企業が抱える新卒採用の課題解決にも有効だ。採用のミスマッチを防ぐことにより、専門スキルを持つ人材の育成や定着、海外人材や留学経験者など多様な人材の活躍が期待されるだろう。

時代の移り変わりとともに、求められる採用の在り方とは

同社がオープンする新卒採用サイトは、今後主流となるであろう「通年採用」に対応しており、業界初となるサービスだ。仕事内容や活かせるスキルを明確にする「職種別掲載」や、ピンポイントなアプローチを可能にする「ダイレクトスカウト」機能などを搭載することによって、ミスマッチのない採用を目指す。

「総合職採用」を基本とした従来の新卒一括採用は、会社の知名度や雰囲気を学生たちへアピールし、母集団を集めることが一般的だった。一方、「職種別採用」をスタンダードとする通年採用では、職種ごとの具体的な仕事内容や身につくスキルを学生に訴求し、適性のある人材をピンポイントで集めることが必要とされる。採用の在り方は、「内定辞退を見越して母集団を集める採用」から、「自社にマッチした適性のある人材をピンポイントで集め、育成する採用」に変化しようとしている。
また、学生の企業選びの軸は「知名度」「業種」「雰囲気」などから、「具体的な仕事内容」「活かせる経験とスキル」「キャリアパス」などに変化することが予想されるだろう。企業においても、長く活躍できる人材の育成や定着を目指し、新たな採用方法を導入することで、時代の移り変わりを自らリードしていく姿勢が必要となりそうだ。

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HRプロ編集部

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