当事者の痛みを“体感”し、男性管理職も含めた職場理解を促進。企業の健康経営優良法人認定取得やダイバーシティ教育に活用できます。

■概要

フェムテックサービスを展開するFlora株式会社(以下、「弊社」)は、法人向け健康経営・女性活躍支援サービス「Wellflow(ウェルフロー)」において、低周波治療器を用いた生理痛体験プログラムの提供を2025年6月より開始いたしました。

■サービス開始の背景と目的

生理痛は非当事者である男性社員にとっては想像できない痛みであり、さらに女性同士でも個人差が大きい痛みであるため、職場では軽視されたり、適切な理解が得られにくいという現状があります。また、「我慢するのが当たり前」といった風潮があることから、当事者にとっても周囲に相談しづらく、仕事を休んではいけないというプレッシャーになっているケースもあります。

本プログラムは、実際の生理痛に近い痛みを疑似体験することで、「痛みを抱えて働く」現実を理解することを目的としています。参加者は、生理痛に対する理解不足や不用意な言動に気づき、相手への配慮や人それぞれの感じ方の違いを尊重する姿勢を育むことができます。最終的に、誰もが安心して働ける環境づくりと、企業全体のダイバーシティ推進に貢献することを目指します。

■対象となる企業・団体
以下のような課題や目的をお持ちの企業様に最適です。
管理職研修を検討している企業様
ダイバーシティの理解促進に関する活動を検討している企業様
健康経営度調査にて女性の健康支援に関する取り組みを検討している企業様

■体験プログラムの内容
・プログラムの受講対象
主に非当事者の参加を想定していますが、当事者の参加も可能です。管理職向けの研修としてもおすすめです。
・構成例(例:60分の場合)
1. オープニング講義:生理の基礎知識と人による違いの理解(約10分)
月経の仕組みや生理痛の原因、体調への影響について基礎から学びます。当事者自身も含めて自分の体を知り、痛みや不調の“個人差”を理解することで、配慮や対話の土台を築きます。

2. 生理痛疑似体験:日常業務をしながらの痛み体感(約30分)
専用機器を装着し、会話・PC操作・報連相など、実際の業務シーンに近い状況で痛みを体感。単なる“体験”ではなく、「この状況でどんな声かけ・配慮ができるか」を意識づけながら進行します。

3. 共感と行動変容を促すワークショップ(約10分)
感じたことを言語化し、「どんな配慮が現実的か」「どんな声かけが望ましいか」など、職場でのコミュニケーションの在り方についてディスカッション。ロールプレイング形式で、職場での適切な対応やサポート方法を体験的に学びます。

4. 心理的安全性と職場支援のヒント(配慮しやすい職場環境について)(約10分)
参加者一人ひとりが「当事者でなくてもできること」を持ち帰れるよう、実践的なケアのポイントを紹介。職場全体で“話せる空気”を育むためのマインドセットもお伝えします。
体験後には、「配慮する力」「共感する視点」「違いを尊重する姿勢」が醸成され、組織全体の心理的安全性向上にも寄与します。

■今後の展望
本プログラムを通じて、弊社は企業の健康経営やダイバーシティ推進に寄与し、誰もが安心して働ける社会の実現を目指します。

AI・データを活用した健康経営支援「Wellflow」

【健康経営・女性活躍支援サービス「Wellflow」について】
「Wellflow」はAIとデータを活用した、働く女性の健康を支援する法人向けフェムテックサービスです。パーソナライズされたアプリで生活習慣の改善や受診を促すほか、損失や職場の課題を可視化するサーベイ、リテラシーを向上させる研修/ガイドブックなど、啓蒙から行動促進(受診・セルフケア)、組織文化作りをワンストップで提供し、企業の健康経営と女性活躍推進に貢献します。高い利用率・行動率が評価され、サービス開始から2年で90社以上に導入されています。
詳細は右URLよりご覧ください。:https://main.flora-tech.jp/ja/wellflow-health-hr

【Flora株式会社の概要】
会社名:Flora株式会社
所在地:京都市左京区吉田橘町32番地
代表者:クレシェンコ アンナ
設立:2020年12月
メール:admin@floramaternity.com
URL:https://www.flora-tech.jp/
Flora株式会社が生理痛体験プログラムを開始。健康経営支援「Wellflow」新サービスとして